楽天証券のVYMファンドとは?米国ETFとの違いを比較表で徹底解説

楽天証券で「VYM」と検索すると、米国のETF(上場投資信託)と、日本国内の投資信託の2種類が出てきます。「名前は似ているけれど、何が違うの?」「どちらを買うのが正解?」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

結論から言うと、中身となる投資対象(米国高配当株)はほぼ同じですが、買い方やコスト、分配金の受け取り方が異なります。

この記事では、本家米国ETFの「VYM」と、楽天証券で購入できる投資信託「楽天・高配当株式・米国VYMファンド(四半期決算型)」を徹底比較し、それぞれの特徴を初心者の方にも分かりやすく解説します。

【重要】最新情報のご確認について

投資信託の信託報酬や分配金方針、ETFの株価などは日々変動します。最新の正確な情報は、必ず楽天証券の公式サイトや各商品の交付目論見書をご確認ください。

一目で分かる!VYM ETF vs VYM投資信託 比較表

まずは、米国ETFとしてのVYMと、楽天証券の投資信託としてのVYMの違いを一覧表で確認しましょう。

比較項目米国ETF (VYM)楽天・VYMファンド (投資信託)
正式名称バンガード・米国高配当株式ETF楽天・高配当株式・米国VYMファンド(四半期決算型)
投資対象米国高配当株 約400銘柄左記ETF(VYM)への投資
売買通貨米ドル日本円
購入単位1株単位(数万円〜)100円から(金額指定)
信託報酬(年率)0.06%0.192%程度(税込)
分配金(決算)年4回(米ドルで受取)年4回(日本円で受取/再投資可)
新NISA成長投資枠成長投資枠

1. 投資対象は同じだが「仕組み」が違う

米国ETFのVYMは、米国のバンガード社が運用する、証券取引所に上場している金融商品です。一方、楽天証券の「楽天・高配当株式・米国VYMファンド」は、投資家から集めたお金で本家ETF(VYM)を買い付けるという仕組みの投資信託です。

つまり、投資先となる米国の高配当株400銘柄は共通していますが、投資信託の方は「VYMを包み込んでいるパッケージ商品」であるとイメージすると分かりやすいでしょう。

2. 売買方法と利便性の違い

初心者にとって最も大きな違いは「利便性」です。

投資信託(楽天・VYM)のメリット

  • 日本円だけで完結:米ドルに替える手間や為替手数料を気にする必要がありません。
  • 100円から投資可能:「毎月500円ずつ」といった少額の積立設定が非常に簡単です。楽天カードや楽天キャッシュでの決済も利用できます。
  • 自動再投資:分配金を受け取らずに、自動的に元本に組み入れて運用効率を高める(複利効果)設定も可能です。

米国ETF(VYM)のメリット

  • リアルタイム売買:株式と同様、市場が開いている時間帯なら好きなタイミングの価格で売買できます。
  • 保有コストが最安:信託報酬が年0.06%と非常に低く、大きな金額を長期保有する場合には有利です。

3. 分配金と税金の取り扱い

どちらも「高配当」を目的とした商品ですが、分配金の受け取りには違いがあります。

米国ETF(VYM)の場合、分配金は米ドルで支払われます。この際、米国内で10%の税金が差し引かれ、さらに日本国内でも約20%の税金がかかります(二重課税)。NISA口座を利用すれば日本国内の税金は非課税になりますが、米国内の10%は差し引かれたままとなります。

一方、楽天の投資信託も年4回の決算を行いますが、分配金が必ず支払われるとは限りません。運用の状況によっては、分配金を出さずにファンド内で再投資されることもあります。分配金の仕組みについては次の記事:VYMファンドは年4回分配金がもらえる?で詳しく解説します。

4. 投資に伴う共通のリスク

どちらの商品を選ぶにせよ、米国株投資である以上、以下のリスクを理解しておく必要があります。

  • 株価変動リスク:米国経済の状況により、基準価額や株価が大きく値下がりし、元本を割り込む可能性があります。
  • 為替変動リスク:円高ドル安が進むと、米国株自体の価格が変わらなくても、日本円での評価額が下がります。
  • 元本保証はない:銀行預金とは異なり、預けたお金が減る可能性があることを前提に投資を検討してください。

まとめ:初心者はどちらを選ぶべきか?

楽天証券でVYM投資を始めるなら、以下のような基準で選ぶのがおすすめです。

投資信託(楽天・VYM)が向いている人:
・日本円で手軽に積立を始めたい初心者
・100円〜数万円程度の少額投資を考えている人
・分配金の再投資などを自動で任せたい人

米国ETF(VYM)が向いている人:
・100万円単位など、まとまった資金を低コストで運用したい人
・米ドルで資産を持ち、直接配当金を受け取りたい人
・市場の動きを見ながらリアルタイムで売買したい人

まずは自分の投資スタイルに合わせて、無理のない方からスタートしてみましょう。

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