第23回：【ファミリー・育児】野菜嫌い克服＆離乳食も同時調理。親子で楽しむタワー蒸し [AI]
「この人参、甘い！」
「ブロッコリーもっとちょうだい！」
これは、せいろ生活を始めたご家庭でよく聞かれる、子供たちの声です。
茹でた野菜は食べないのに、蒸した野菜なら食べる。
この現象には、ちゃんとした理由があります。
そして何より、離乳食作りにかかる手間が劇的に減ります。
鍋でコトコト煮たり、レンジで何度も加熱調整したりする必要はありません。
大人の夕食を作るついでに、赤ちゃんの食事も完成させてしまいましょう。
結論：子供の舌は「苦味」に敏感。「甘み」を引き出す蒸し調理が正解
子供が野菜を嫌うのは、本能的に「苦味（毒）」や「酸味（腐敗）」を避ける防衛本能が働いているからだと言われています。
ピーマンやブロッコリーの独特な青臭さは、子供にとっては大敵です。
科学的に見る「子供が食べる」理由
- エグみが抜ける：
蒸気で包み込むことで、野菜特有の青臭さやエグみが和らぎます。
茹でるのと違い、水っぽくならず、野菜本来の味が凝縮されます。 - 酵素で甘くなる：
第3回でも触れましたが、ゆっくり加熱することで酵素が働き、デンプンが糖に変わります。
人参やサツマイモは、砂糖もお塩もいらない「天然のスイーツ」になります。 - 食感が楽しい：
柔らかいけれど、煮崩れしない。
適度な歯ごたえが残りつつ、舌で潰せる柔らかさに仕上がるので、離乳食後期や幼児食に最適です。
実践：親子でシェアする「タワー蒸し」テクニック
2段（または3段）のせいろを使って、大人用と子供用を一度に作ります。
ポイントは「味付け前の素材をシェアする」ことです。
1. 離乳食＆手づかみ食べ用（上段）
赤ちゃんや小さなお子様用の段です。
- 食材： 人参、大根、さつまいも、かぼちゃ、ブロッコリー。
- 切り方：
「スティック状」や「大きめの乱切り」にします。
手で掴みやすく、喉に詰めにくいサイズがおすすめです。 - 調理：
クッキングシートを敷いて並べます。
調味料は一切なし。素材そのままの味を教える「食育」にもなります。 - 蒸し上がり後：
月齢に合わせて、すり鉢で潰したり（とても柔らかいので簡単です）、小さく切ったりして与えます。
2. 大人用ガッツリおかず（下段）
パパ・ママ用のメインディッシュです。
- 食材： 豚バラ肉、鶏もも肉、白菜、きのこ。
- 調理：
お肉と野菜をたっぷり敷き詰めます。
上段の野菜に火が通るまで、じっくり蒸されます。 - 味付け：
蒸し上がってから、ポン酢、ゴマだれ、ラー油などで、大人好みの味付けで楽しみます。
3. 蒸し時間と手順
- 下段にお肉、上段に根菜をセットして重ねます。
- お湯が沸騰した鍋に乗せて、中火で15分〜20分蒸します。
- 竹串を刺して、人参がスッと通れば完成。
（離乳食初期の場合は、さらに柔らかくするために時間を延ばすか、細かく切ってから蒸してください）
あると便利なグッズ
離乳食用の小さな耐熱容器（ココットなど）があれば、10倍粥やだし煮もせいろの隙間で作れます。
ライフスタイル提案：食卓でのエンターテイメント
子供にとって食事の時間は、楽しいものであってほしいですよね。
「自分で開ける」ワクワク感
せいろをテーブルに運び、「3、2、1……」とカウントダウンして蓋を開けます。
もくもくと上がる湯気の中から、色鮮やかな野菜が現れる瞬間、子供たちは目を輝かせます。
「わあ〜！」という歓声とともに、食への興味が一気に高まります。
週末は「蒸しパン」作り
ホットケーキミックスを使って、親子で蒸しパン作りに挑戦。
野菜ジュースを混ぜたり、サツマイモをトッピングしたり。
せいろで蒸すと、オーブンで焼くよりしっとり仕上がるので、小さなお子様でも喉に詰まらせにくく安心です。
よくある質問（Q&A）
Q. プラスチックの離乳食食器ごと蒸してもいいですか？
A. おすすめしません。
「耐熱温度140℃以上」などと書かれていても、長時間の蒸気加熱で変形する恐れがあります。
陶器や耐熱ガラスの器に移し替えてから蒸すのが安全です。
Q. 生のお肉と子供用の野菜を一緒に蒸して、菌は大丈夫？
A. しっかりと加熱（中心温度75℃以上で1分以上）されれば菌は死滅します。
せいろ蒸しは100℃近い蒸気で15分以上加熱するため、基本的には安全です。
ただし、「生肉のドリップ（汁）」が野菜にかからないように注意してください。
お肉を下段、野菜を上段にするか、お肉をお皿に入れて蒸せば安心です。
まとめ：手抜きではなく「賢い選択」
子供のために時間をかけて野菜を細かく刻んで煮込むのも愛情ですが、せいろで蒸して素材そのままの味を教えるのもまた、深い愛情です。
- 野菜が甘くなるから、子供が喜んで食べる。
- 大人の食事を作る「ついで」に離乳食ができる。
- 蓋を開ける瞬間が、家族の楽しいイベントになる。
頑張りすぎない育児の味方として、ぜひせいろを活用してください。
さて、家族で楽しむごはんの次は、友人を招いてのパーティーです。
次回は、【パーティ編】。
蓋を開けた瞬間の歓声がすごい！ 大人数で囲んで盛り上がる「おうち点心・飲茶パーティー」の開き方をご紹介します。
zesys.net※本ブログはこの一文以外は、AIによる記載です。内容にウソが含まれている可能性がありますので、ご注意ください。写真もAIで作成しています。
