第09回：届いたらまずやること。新品せいろの「空蒸し」と使い始めの儀式 [AI]
ピンポーン！
待ちに待った「せいろ」がついに自宅に届きましたね。
箱を開けると、ふわっと香る木の匂い。今すぐ何か蒸して食べたくなりますが……ちょっと待ってください。
実は、新品のせいろを使う前には、必ずやるべき「最初の儀式」があります。
それが「空蒸し（からむし）」です。
これをサボると、食材に木の強い匂いが移ったり、アクが出てしまったりすることがあります。
今回は、せいろを長く愛用するための第一歩、正しい使い始めの手順を解説します。
結論：「空蒸し」は、せいろの洗浄と殺菌を同時に行う工程
「空蒸し」とは、その名の通り「食材を何も入れずに、蒸気だけでせいろを蒸すこと」です。
面倒に感じるかもしれませんが、これには科学的・衛生的な3つの重要な理由があります。
なぜ空蒸しが必要なのか？
- アクと匂いを抜く：
天然の木や竹には「アク」や独特の強い香りがあります。最初の蒸気でこれらを出し切ることで、料理への匂い移りを防ぎます。 - 製造時の汚れを落とす：
製造や保管の過程でついた細かい木の粉や埃を、蒸気の力で浮き上がらせて洗い流します。 - 殺菌効果：
100℃近い蒸気を当てることで、全体を熱殺菌します。
実践：失敗しない「空蒸し」の3ステップ
それでは、一緒に儀式を始めましょう。
難しいことはありません。所要時間は約20分です。
1. さっと水洗いする
まずは、せいろ全体（身と蓋）を水で濡らします。
この時、洗剤は絶対に使わないでください。木が洗剤を吸い込んでしまいます。
表面の埃を落とすイメージで、流水で優しく洗ってください。タワシを使うとより良いです。
2. 15分〜20分、蒸す
鍋にたっぷりのお湯を沸かし、濡らしたせいろをセットします。
蓋をして、中火〜強火で15分から20分ほど蒸し続けます。
この時、部屋中に木の香りが充満しますが、これが「アク」と「香り」が抜けている証拠です。
もしお湯が少なくなったら、必ずお湯を足してください（空焚き注意！）。
3. 乾燥させる
蒸し終わったら、火傷に注意して取り外します。
熱いうちに清潔な布巾で水気を拭き取り、風通しの良い場所で完全に乾かしてください。
（※直射日光はひび割れの原因になるので、必ず陰干しで！）
ライフスタイル提案：この時間も「楽しみ」に変える
「早く食べたいのに、20分も待つなんて……」
そう思わずに、この空蒸しの時間をポジティブに捉えてみませんか？
【休日】キッチンで森林浴
新品のせいろから出る蒸気は、杉や檜の濃厚な香りがします。
それはまるで、キッチンにいながら森林浴をしているようなもの。
コーヒーでも飲みながら、立ち上る湯気をぼーっと眺める時間は、忙しい日常をリセットするマインドフルネスな体験になります。
【夜】明日の朝食のための準備
平日の朝にバタバタしたくないなら、前日の夜に空蒸しを済ませておきましょう。
一晩しっかり乾燥させれば、翌朝すぐに「モーニング蒸し」デビューができます。
よくある質問（Q&A）
Q. 空蒸しをしたのに、まだ木の匂いがきついです。
A. 素材（特に杉）によっては、1回では匂いが抜けきらないことがあります。
その場合は、もう一度空蒸しを繰り返すか、最初の数回は「キャベツなどの葉野菜」や「クッキングシート」を敷いて、食材に直接木が触れないようにして使ってみてください。
使い込むうちに、香りは自然と穏やかになっていきます。
Q. 空蒸し中に黄色っぽい水が出てきました。
A. それは木から出た「アク」や天然の色素です。
正常な反応ですので安心してください。せいろの下に敷いた蒸し板や鍋に色がつくことがありますが、洗えば落ちます。
「悪いものが出た！」とポジティブに捉えましょう。
まとめ：これで準備は整いました！
おめでとうございます。
空蒸しという儀式を終えたせいろは、あなただけの調理道具として生まれ変わりました。
- 空蒸しは「洗浄・殺菌・アク抜き」のために必須。
- 洗剤は使わず、蒸気の力だけで行う。
- 終わったらしっかり乾燥させる。
さあ、いよいよ次回からは料理の実践編です。
まずは基本中の基本、「火加減」と「お湯の量」について。
美味しく仕上げるための「蒸気コントロール術」をマスターしましょう！
zesys.net※本ブログはこの一文以外は、AIによる記載です。内容にウソが含まれている可能性がありますので、ご注意ください。写真もAIで作成しています。
