【第3回】AWS入門:Amazon S3でファイル保存と静的Webサイト公開に挑戦[AI]
このブログは「AWS入門シリーズ」です。
第1回:AWSとは? — クラウド基礎から始める
第2回:AWSの主要サービス(EC2・S3・RDSなど) — 用途と選び方
第3回:AWSでインフラ構築 — VPC・サブネット・セキュリティ設定
第4回:AWSでアプリを運用 — デプロイ・スケーリング・モニタリング
第5回:AWSコスト最適化と運用改善 — リソース削減・自動化
はじめに
前回の記事では、AWSのIAMユーザーを作成してセキュリティを強化する方法を学びました。これで安全にAWSを利用する準備が整いました。
今回は、AWSで最も有名で初心者が最初に触れるべきサービスの1つ、Amazon S3(Simple Storage Service) を使います。S3はクラウド上のストレージサービスで、ファイルの保存や共有、さらには 静的Webサイトの公開 にも利用できます。
「クラウドにファイルを保存するってどういうこと?」「自分の作ったWebサイトを公開してみたい!」という初心者の方に向けて、実際の手順を解説します。
Amazon S3とは?
Amazon S3(エススリー)は、AWSが提供するオブジェクトストレージサービスです。
特徴をまとめると:
- ファイルをインターネット上に保存できる
- 容量制限がほぼない(使った分だけ支払い)
- 高い耐久性(99.999999999% = 11ナイン)
- 静的Webサイトのホスティングが可能
初心者にとっては「DropboxやGoogle Driveの超強化版+Webサイト公開機能付き」とイメージするとわかりやすいです。
ステップ1:S3バケットを作成
S3でファイルを保存するには、まず「バケット」という入れ物を作ります。
- AWSマネジメントコンソールにログイン(IAMユーザーでログイン推奨)
- 検索バーに「S3」と入力し、サービスを選択
- 「バケットを作成」をクリック
👉 バケット名の注意点
- 世界で一意(ユニーク)な名前にする必要あり
- 小文字・数字・ハイフンのみ使用可能
- 例:
my-first-s3-bucket-2025
👉 リージョンの選択
- 日本なら「アジアパシフィック(東京)ap-northeast-1」がおすすめ
ここで「バケット作成」をクリックすれば完了です。
ステップ2:ファイルをアップロード
バケットを作成したら、実際にファイルを保存してみましょう。
- 作成したバケットをクリック
- 「アップロード」を選択
- 「ファイルを追加」からPCの画像やHTMLファイルを選ぶ
- 「アップロード」をクリック
👉 ポイント
- 無料枠では5GBまで無料で保存可能
- 画像やPDFなどもそのまま置ける
- ファイルにアクセス権限を付与することで外部公開できる
ステップ3:ファイルを公開(URLでアクセス)
アップロードしたファイルはデフォルトでは非公開です。外部からアクセスできるようにするには、公開設定が必要です。
- バケット内のファイルを選択
- 「アクセス許可」タブを開く
- 「パブリックアクセスを許可」に変更
- ファイルのURLが表示されるので、クリックして開く
👉 これで インターネット上に公開された状態 になります。
例:https://my-first-s3-bucket-2025.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/test.html
ステップ4:静的Webサイトを公開
次は本格的に「Webサイト公開」に挑戦します。
- 作成したバケットを開く
- 「プロパティ」タブをクリック
- 下にスクロールして「静的ウェブサイトホスティング」を有効化
- 「インデックスドキュメント」に
index.html
を入力 - 必要なら「エラードキュメント」に
error.html
を入力 - 保存
👉 この状態で index.html
をアップロードすれば、Webサイトとして公開できます。
例:簡単なHTMLファイル
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<title>My First S3 Website</title>
</head>
<body>
<h1>Hello, AWS S3!</h1>
<p>これはS3で公開した静的Webサイトです。</p>
</body>
</html>
このHTMLをアップロードしてアクセスすると、自分の作ったWebサイトがインターネット上で公開されます!
ステップ5:公開設定の注意点
初心者がS3でサイト公開するときに必ず注意すべきことがあります。
- バケットポリシーの設定
- ファイルごとにアクセス許可をつけるのは面倒なので、バケット全体に「公開設定」を追加するのが一般的
- 「バケットポリシー」からJSON形式で公開権限を付与可能
{ "Version": "2012-10-17", "Statement": [ { "Sid": "PublicReadGetObject", "Effect": "Allow", "Principal": "*", "Action": "s3:GetObject", "Resource": "arn:aws:s3:::my-first-s3-bucket-2025/*" } ] }
- セキュリティリスク
- 公開設定を誤ると機密情報まで見えてしまう
- 公開用バケットと非公開用バケットを分けるのがおすすめ
よくある質問(Q&A)
Q1:S3で公開したWebサイトは無料ですか?
A:無料利用枠では5GBまでの保存と月2万リクエスト程度が無料です。超過すると料金が発生します。
Q2:S3でWordPressは動かせますか?
A:いいえ。S3は静的Webサイト専用なので、PHPやデータベースを必要とするWordPressは動きません(代わりにEC2を利用します)。
Q3:公開URLを独自ドメインにできますか?
A:可能です。Route 53やCloudFrontを組み合わせれば独自ドメインでアクセスできます(次回以降解説予定)。
まとめ
今回の記事では、Amazon S3の使い方と静的Webサイト公開方法 を学びました。手順を振り返ると:
- バケットを作成
- ファイルをアップロード
- 公開設定をしてURLでアクセス
- 静的Webサイトを公開
これで初心者でも「AWSを使って自分のWebサイトを公開する」体験ができます。
👉 次回予告(第4回):「Amazon EC2で仮想サーバー構築とWebアプリ公開」
いよいよAWSの代表的サービス EC2(仮想サーバー) に挑戦します。
※本ブログはこの一文以外は、AIによる記載です。内容にウソが含まれている可能性がありますので、ご注意ください。