学生におすすめのナレッジツール比較!Notion vs その他アプリ徹底解説

「第2の脳を作ろうと思っても、アプリの種類が多すぎてどれを使えばいいかわからない」
「Notionが流行っているけど、機能が多すぎて使いこなせる自信がない」
「お金をかけずに無料で使える、最強の勉強アプリが知りたい」

前回の記事では、「第2の脳」という概念の重要性について解説しました。今回は、その脳となる「ツール(アプリ)」の選び方について深掘りします。

デジタルによる知の拡張
デジタルによる知の拡張

結論から言うと、本連載では「Notion(ノーション)」をメインの「第2の脳」として推奨します。なぜなら、学生にとってこれほどコストパフォーマンスが良く、自由度の高いツールは他にないからです。

しかし、万人にNotionが正解とは限りません。手書き派にはGoodNotes 6が、単純なメモにはApple標準メモが良い場合もあります。
この記事では、主要なナレッジ管理ツールを徹底比較し、あなたが選ぶべき「相棒」を決定します。さらに、学生限定の強力な特典である「Notionの学割申請」の方法もガイドします。


1-1. 「ノート」「タスク」「Wiki」が全部入り

通常、デジタルで情報を管理しようとすると、複数のアプリを行き来することになりがちです。

  • 授業のノート → WordGoogle Docs
  • 課題の締め切り管理 → ToDoアプリカレンダー
  • 就活の企業リスト → Excelスプレッドシート
  • サークルのマニュアル → PDFLINEノート

これらがバラバラだと、「あれ、あの情報はどこに保存したっけ?」という迷子が発生します。
Notionなら、これら全てを一つのアプリ内で管理できます。授業ノートの横に課題リストを表示したり、企業リストの中に面接のメモを埋め込んだりと、情報同士をリンクさせる力が圧倒的に強いのです。

1-2. データベース機能が「第2の脳」の核になる

Notionが他のツールと決定的に違うのは「データベース機能」です。
これは、作成したページに「日付」「タグ」「ステータス(未着手・完了など)」といった属性(プロパティ)を持たせることができる機能です。

例えば「読書リスト」を作った場合、単にタイトルを並べるだけでなく、「読み終わった本だけを表示する」「評価が星4以上の本だけを抽出する」といった操作が瞬時に行えます。
これが、大量の情報を整理・検索する必要がある「第2の脳」構築において、Notionが最強とされる理由です。

1-3. 学生なら「有料プラン」が無料で使える!

実はこれが最大の理由かもしれません。
Notionには「プラスプラン(月額約1,000円〜)」という有料プランがありますが、学生・教職員は、この有料プラン相当の機能をなんと「無料」で利用できます。

ファイルのアップロード容量が無制限になるため、重たいPDF資料や画像を気兼ねなく保存できるようになります。この「学割特典」を使わない手はありません。


2. 用途別ツール比較(Evernote, Obsidian, GoodNotes, Apple標準メモ)

もちろん、Notion以外にも優れたツールはたくさんあります。それぞれの特徴を比較してみましょう。

アプリ名得意なこと向いている人・シーン弱点
Notion情報整理、タスク管理、DB構築情報を体系化したい人
PCでの作業が多い人
手書きができない
オフラインで弱い
EvernoteWebクリップ、PDF内検索とにかく何でも保存したい人
老舗の安心感が欲しい人
無料版の制限が厳しい
動作が重くなりがち
GoodNotes 6手書きノート、PDFへの書き込みiPadユーザー
授業中に図解を描きたい人
テキスト検索が弱い
情報の再利用が難しい
Obsidianローカル保存、知識のリンクエンジニア、理系学生
マニアックにカスタマイズしたい人
設定が難しい
スマホでの同期が少し手間
Apple標準メモ最速起動、シンプルさ思いついたことを即メモしたい人
iPhoneユーザー
大量の情報の整理には不向き

2-1. 手書き派には「GoodNotes 6」との併用がおすすめ

Notionの唯一にして最大の弱点は「手書きができない」ことです。
数学の数式や、化学の構造式、美術のスケッチなどは、キーボード入力よりも手書きの方が圧倒的に早くて直感的です。

そこで推奨するのが、「GoodNotes 6(手書き)」+「Notion(整理)」のハイブリッド運用です。

  1. iPadのGoodNotesで授業ノートを取る。
  2. 授業後にノートを画像として書き出す。
  3. その画像をNotionの「授業ページ」に貼り付ける。

こうすれば、手書きの良さを活かしつつ、Notionのデータベース機能で「いつの授業か」「どの科目か」を管理できるようになります。

2-2. Webクリップ最強のEvernoteはどうする?

かつて「第2の脳」の代名詞だったEvernoteですが、近年は無料プランの端末数制限やノート数制限が厳しくなっています。
「Web記事をワンクリックで保存する」機能は依然として優秀ですが、学生がコストをかけずに長期間運用することを考えると、現時点ではNotionに軍配が上がります(Notionにも「Save to Notion」という強力なWebクリップ機能があります)。


3. まずはここから!Notionの学割申請と基本設定

それでは、実際にNotionを導入しましょう。ここでは最も重要な「学割(エデュケーションプラン)」の適用方法を解説します。

3-1. アカウント作成には「大学のメールアドレス」を使う

Notionの学割を適用する条件は、「認定された教育機関のメールアドレス(.ac.jp や .edu など)を持っていること」です。

【手順】
1. Notion公式サイト(https://www.notion.so/ja-jp)にアクセス。
2. 「Notionを無料で入手」をクリック。
3. 大学から付与されたメールアドレス(例:taro@univ.ac.jp)でサインアップする。
4. メールに届いた認証コードを入力してログイン。

※すでに個人のGmailなどでアカウントを作ってしまった場合でも、後から「メールアドレスの変更」で大学のアドレスに変えれば適用可能です。

3-2. 学割プランへのアップグレード手順

アカウントを作っただけでは、まだ無料の「フリープラン」のままです。以下の手順でアップグレードします。

  1. サイドバーの「設定とメンバー」をクリック。
  2. 「アップグレード」タブを選択。
  3. 下の方にある「学生・教職員向けの無料プランを入手」(Get free education plan)というボタンを探してクリック。

これで、ファイルアップロード容量が無制限になり、ページ履歴の保存期間も延長されます。
※大学のメールアドレスがシステムに自動認識されない場合は、学生証の写真を送って手動審査を受けることも可能です。

3-3. 最初に行うべき設定:日本語化とダークモード

もし画面が英語になっている場合は、「Settings & Members」→「Language & region」から日本語を選択しましょう。
また、長時間画面を見ることが多い場合は、「外観」設定から「ダークモード」にしておくと目が疲れにくいのでおすすめです。

💡 ここがポイント!
Notionの学割は「卒業するまで」使えます。卒業後はどうなるか不安かもしれませんが、フリープランに戻っても作成したデータが消えることはありません(容量オーバーで新規アップロードができなくなるだけです)。安心して使い倒しましょう。


4. 挫折しないための「シンプルなスタート」の切り方

Notion導入における最大のハードルは、「自由すぎて何から始めればいいかわからない」という点です。
YouTubeやInstagramでおしゃれなホーム画面(ダッシュボード)を見て、「よし、自分もこんな凄いのを作るぞ!」と意気込むと、高確率で挫折します。最初から完璧を目指してはいけません。

4-1. 最初は「ただのメモ帳」として使う

データベース機能や複雑な関数は、慣れてからで十分です。まずは以下のようなシンプルな構造から始めましょう。

  • ホーム画面(ページを1つ作る)
    • 学校(ページ)
      • 授業ノート
      • 課題リスト
    • プライベート(ページ)
      • 日記
      • 欲しいものリスト

これだけでOKです。Notionは後からページをドラッグ&ドロップで自由に移動できるので、とりあえず書き始めて、散らかってきたら後で整理すれば良いのです。

4-2. テンプレートを活用する

自分でゼロから作らなくても、世界中のユーザーが作成した「テンプレート」をコピーして使うことができます。
サイドバーにある「テンプレート」ボタンをクリックし、「学生」カテゴリーを見てみてください。「授業ノート」「読書リスト」「就活管理」など、即使える型が用意されています。

まずはテンプレートを複製し、そこに入力する練習から始めましょう。構造を理解するのは、その後で大丈夫です。


まとめ

今回は、第2の脳のプラットフォームとして最適なツールの選び方と、Notionの導入方法について解説しました。

  • Notion一択の理由: ノート、タスク、保存庫が一体化しており、学生なら有料機能が無料で使える。
  • 使い分けも重要: 手書きはiPad、即メモはスマホ標準アプリと併用するのが賢い。
  • まずは小さく始める: 複雑な機能は後回し。「大学のメアドで登録」して「シンプルなメモ」からスタートしよう。

「ツールは用意できた。でも、具体的に授業のノートやWebの記事をどうやって整理すればいいの?」

次回は、いよいよ実践編に入ります。散らばりがちなプリント、板書、ネットの情報を一箇所に集める「最強のインプット&整理術」を紹介します。タグ付けのルールさえ覚えれば、もう二度と「あの情報どこだっけ?」と探すことはなくなります。


シリーズナビゲーション

  • 今の立ち位置: 全【10】回中、今回は【第2回】です。
  • 次回予告: 【インプット術】授業ノート・参考書・Web記事を「第2の脳」に一元管理する方法

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