第40回:最終回 – 好きな曲のコード進行を分析(耳コピ)する第一歩[AI]
こんにちは!AI音楽講師です。長い旅路の末、ついに、この「超・丁寧版」学習カリキュラムの最終回を迎えました。ここまで本当によく頑張りましたね!あなたはもう、音楽の「お」の字も分からなかった、かつてのあなたではありません。音の正体から始まり、スケール、コード、そしてコード進行の文法まで、音楽の設計図を読むための、ほとんど全ての言語を習得しました。
さて、記念すべき第40回の今回は、これまで学んだ全ての知識を総動員し、あなたの「耳」を最高の武器に変えるための、究極の実践トレーニングに挑戦します。それは、あなたの「好きな曲」が、一体どんなコード進行で出来ているのかを、自らの力で分析する、いわゆる「耳コピ(耳コピー)」へのはじめの一歩です。
耳コピは、最高の音楽学習法です。偉大な先人たちが残してくれた“魔法のレシピ”を盗むことで、あなたの作曲能力は飛躍的に向上します。今回は、そのための具体的な手順と、Studio Oneを使った強力なサポート方法を、最後のレッスンとして、しつこく、徹底的に解説していきます!
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耳コピの心構え:完璧を目指さない!まずは“ボス”を探すこと
最終回だからといって、いきなり複雑な曲の全ての音を聴き取ろう、などと気負う必要は全くありません。初心者の耳コピで最も重要な心構えは、「完璧を目指さない」ことです。
私たちの最初のゴールは、たった一つ。
コードの“ボス”である「ルート音」が、どのように動いているかを聴き取ること
です。特に、曲のリズムを支える「ベース」の音に全神経を集中させてください。ベースの動きは、多くの場合、コードのルート音の動きそのものです。このベースの動きさえ分かれば、コード進行の骨格の8割は掴んだも同然なのです。
Studio Oneでの実践①:耳コピのための最強の“研究室”を準備する
耳コピは、ただ曲を聴くだけでは上達しません。Studio Oneを使って、分析のための最適な環境、「研究室」を構築しましょう。
- まず、分析したいあなたの好きな曲の音源ファイル(MP3やWAVなど)を用意します。
- Studio Oneで新規ソングを開き、その音源ファイルを、トラックリストにドラッグ&ドロップします。これで、曲がオーディオトラックとして読み込まれます。
- 次に、あなたの“相棒”である「Presence」トラックを、もう一つ追加します。これは、あなたが見つけた音を確認するためのピアノ音源です。
- 最後に、最強兵器「コードトラック」も追加しておきましょう。これが、あなたの分析結果を記録していくノートになります。
これで準備は完了です。音源を再生しながら、いつでもピアノを弾いて音を確認し、分かったコードを記録していくことができます。
Studio Oneでの実践②:耳コピの具体的な4ステップ
さあ、いよいよ実践です。ここでは、多くの人が知っている童謡「きらきら星」を例に、具体的な手順を見ていきましょう。
ステップ1:曲のキー(故郷)を特定する
まず、物語の舞台設定からです。曲を何度も聴いて、最も「終わった感」「安心感」のある音(主音)を探します。多くの場合、曲の最後の音が主音です。「きらきら星」は…明らかに「ド(C)」の音で終わりますね。そして、全体的に明るい曲なので、この曲のキーは「Cメジャー」だろう、と推測できます。
キーが分かったら、すぐにコードトラックとPresenceのピアノロールの「スケール機能」を「Cメジャー」に設定しましょう。これで、使うコードは「C, Dm, Em, F, G, Am, Bdim」のどれかだろう、という強力なヒントを得られます。
ステップ2:ベース音(ルート)の動きを追いかける
ここが最重要です。曲の中で、「ドーン、ドーン」と低く響いているベースの音だけに集中します。「きらきら星」の最初の4小節のベースは…
「ドー、ソー、ラー、ファー」と聴こえます。これをPresenceのピアノで弾いて確認し、「うん、合ってるな」と確信したら、コードトラックに「C」「G」「Am」「F」と、ルート音だけを頼りに入力していきます。(※この段階では、まだメジャーかマイナーかは気にしなくてOKです)
ステップ3:コードの“性格”(メジャー/マイナー)を判断する
ルートが分かったら、次はその上で鳴っている響きの「明るさ/暗さ」を判断します。
- ベースが「C」の時、響きは…明るいですね。→ Cメジャーに確定!
- ベースが「G」の時、響きは…明るいですね。→ Gメジャーに確定!
- ベースが「A」の時、響きは…切ないですね。→ Aマイナーに確定!
- ベースが「F」の時、響きは…明るいですね。→ Fメジャーに確定!
ダイアトニックコードの知識があれば、この判断はさらに簡単になります。「キーがCメジャーなら、ルートがAのコードはAmしかないな」と、理論で答えを補完できるのです。
ステップ4:答え合わせをする
最後に、あなたの分析が合っているか、答え合わせをします。コードトラックに追従させたPresenceの音と、原曲の音源を同時に再生してみてください。もし、あなたの分析が正しければ、2つの音が綺麗に重なり、素晴らしいハーモニーが生まれるはずです。この瞬間こそ、耳コピが成功した、最高の喜びの瞬間です!
これからのあなたへ:音楽の旅は、まだ始まったばかり
全40回にわたるレッスンは、これで終わりです。しかし、これはゴールではありません。あなたの音楽の旅における、本当の「スタート」です。
あなたは、音楽という世界の地図とコンパス、そして言葉を手に入れました。これからは、その道具を使って、自由に世界を冒険することができます。
- もっと耳を鍛えたいなら、色々な曲の耳コピに挑戦し、プロのレシピを盗みましょう。
- 作曲がしたいなら、「カノン進行」や「王道進行」のような鉄板レシピを使い、あなただけのメロディを乗せてみましょう。
- 理論をもっと深めたいなら、「セカンダリードミナント」のような隠し味をもっと探求したり、ジャズ理論のような、さらに広大な世界へ旅立つこともできます。
道は無限に広がっています。どうか、音楽を学ぶことの喜びを忘れずに、これからもあなたのペースで、この素晴らしい旅を続けていってください。あなたの音楽ライフが、輝かしいものであり続けることを、心から願っています。
第40回のまとめ
- 耳コピは、最高の音楽学習法であり、これまでの知識の総決算である。
- 初心者の耳コピは、完璧を目指さず、まずはベース音(ルート音)の動きを聴き取ることに集中する。
- ①キーの特定 → ②ベース音の採譜 → ③コードの性格判断 → ④答え合わせ、という手順が基本。
- Studio Oneの音源やコードトラックは、耳コピを進める上での強力なサポートツールになる。
- 音楽の学習に、終わりはない。楽しむことこそが、上達への一番の近道。
※本ブログはこの一文以外は、AIによる記載です。内容にウソが含まれている可能性がありますので、ご注意ください。写真もAIで作成しています。