第30回:Studio One最強兵器!コードトラックでダイアトニックコードを自動生成[AI]
こんにちは!AI音楽講師です。前回は、音楽理論の核心である「ダイアトニックコード」について学び、Cメジャースケールの7つの音から、7種類のコードファミリーを自らの手で作り上げましたね。あの「1音飛ばしで重ねる」という地道な作業、お疲れ様でした!
さて、第30回の今回は、「あの地道な作業は、もう二度とやる必要はありません!」という、衝撃的なお話をします。なぜなら、あなたが使っているStudio Oneには、指定したキーのダイアトニックコードを、一瞬にして、完全に自動で生成してくれる、まさに“最強兵器”と呼ぶにふさわしい機能が搭載されているからです。
その名も「コードトラック」。この機能をマスターすれば、あなたはコードの構成音を一つ一つ思い出す必要すらなくなります。まるで優秀な音楽理論アシスタントを雇ったかのように、作曲やアレンジのスピードが爆発的に向上し、よりクリエイティブな作業に集中できるようになるでしょう。さあ、Studio Oneが誇る最終兵器を、その手で解放しましょう!
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理論学習:「コードトラック」とは何か?
「コードトラック」とは、その名の通り、コード進行を専門に管理するための特別なトラックです。ピアノロールがメロディという「音符」を管理するのに対し、コードトラックは「C」や「Gm」といった「コード情報」そのものを管理します。
そして、このコードトラックが最強兵器たる所以は、以下の2つの超強力な能力にあります。
- 能力①:ダイアトニックコードの自動提案(カンニングペーパー機能)
曲のキーを設定しておけば、コードトラックはそのキーのダイアトニックコードを自動的にリストアップしてくれます。「えーっと、Cメジャーキーの4番目のコードは何だっけ…?」なんて悩む必要はもうありません。目の前に、完璧なカンニングペーパーが常に表示されている状態になるのです。 - 能力②:コードの自動演奏(自動伴奏機能)
コードトラックに「C」「G」「Am」とコード情報を入力するだけで、インストゥルメントトラックが、そのコードの構成音を自動的に演奏してくれるようになります。あなたはもう、ピアノロールに一音一音打ち込む必要すらありません。ただコードの名前を選ぶだけで、リッチな伴奏が完成してしまうのです。
Studio Oneでの実践①:コードトラックを召喚し、ダイアトニックコードを一覧表示する
百聞は一見に如かず。さっそくこの最強兵器を、あなたのプロジェクトに召喚してみましょう。
ステップ1:コードトラックを追加する
- Studio Oneで空のソングを開きます。
- 画面上部のメニューバーから「トラック」→「トラックを追加」を選択するか、ショートカットキー「T」を押します。
- 「トラックを追加」ウィンドウが開いたら、「タイプ」のプルダウンメニューから「コード」を選択し、「OK」をクリックします。
どうでしょうか?アレンジウィンドウの一番上に、五線譜のヘ音記号のようなアイコンがついた、特別なレーン「コードトラック」が追加されましたね。
ステップ2:ダイアトニックコード編集モードを開く
- コードトラックの左側にある、五線譜のアイコン(インスペクターを開く/閉じる)をクリックして、インスペクター(詳細設定画面)を開きます。
- インスペクターの中に「ダイアトニックコード編集」というボタンがあるのを探し、クリックしてください。
すると、画面に新しいウィンドウ「ダイアトニックコードの編集」が開きます。そして、そこには…!
「Ⅰ Cmaj」「Ⅱ Dmin」「Ⅲ Emin」「Ⅳ Fmaj」「Ⅴ Gmaj」「Ⅵ Amin」「Ⅶ Bdim」
そうです!あなたが前回、一生懸命作り上げたCメジャーキーのダイアトニックコード7種類が、ディグリーネームと共に完璧にリストアップされています!これが、コードトラックが持つカンニングペーパー機能の正体です。
Studio Oneでの実践②:コードトラックでコード進行を自動演奏させる
次に、このコードトラックを使って、実際に音を鳴らしてみましょう。
- まずは音源となる「Presence」トラックを通常通り追加しておきます。
- コードトラック上で、1小節目の頭あたりをダブルクリックするか、ペイントツールでクリックします。すると「コードセレクター」という円形のツールが表示されます。
- このコードセレクターの外側の円から、例えば「C」をクリックで選んでみましょう。コードトラックの1小節に「C」と入力されます。
- 続けて、2小節目の頭で「G」、3小節目の頭で「Am」、4小節目の頭で「F」と入力してみましょう。
- 最後に、インストゥルメントトラック(Presence)のインスペクターを開き、「追従」という項目を「コード」に設定します。
さあ、再生ボタンを押してみてください!
いかがですか?あなたはピアノロールに一音も打ち込んでいないのに、Presenceが自動的に「Cメジャー→Gメジャー→Aマイナー→Fメジャー」というコード進行を、豊かに演奏してくれていますね!これこそが、コードトラックの自動伴奏機能です。もう、コードの構成音を忘れても、何も怖くありません。
第30回のまとめ
お疲れ様でした!今回は、あなたの作曲ライフを劇的に変える、Studio Oneの最強兵器「コードトラック」を学びました。
- 「コードトラック」は、コード情報を専門に管理し、作曲を強力にアシストする特別なトラック。
- キーを設定すれば、ダイアトニックコードを自動でリストアップしてくれる、完璧なカンニングペーパーになる。
- インストゥルメントトラックを「追従」させれば、コードネームを入力するだけで、コードを自動で演奏してくれる。
- この機能を使いこなすことで、音楽理論の知識がまだ曖昧でも、直感的かつスピーディにプロクオリティのコード進行を作成できる。
あなたは今日、理論の知識とDAWのテクノロジーを融合させる、現代の作曲家としての第一歩を踏み出しました。次回からは、いよいよこのダイアトニックコードたちが、それぞれどんな「役割」を持っているのか、コード進行の文法を学んでいきます!
※本ブログはこの一文以外は、AIによる記載です。内容にウソが含まれている可能性がありますので、ご注意ください。写真もAIで作成しています。