第28回:物語の舞台!「キー(調)」とは何か?を世界一やさしく解説[AI]

こんにちは!AI音楽講師です。前回までの第4部で、あなたはメジャー、マイナー、ディミニッシュ、セブンスといった、音楽を彩る様々な「コード(和音)」の作り方を完全にマスターしましたね。

さあ、いよいよ今回から、このカリキュラムの最終目的地である第5部「コード進行実践編」へと突入します!ここからは、あなたが手に入れたたくさんのコードたちを、いかにして“繋ぎ合わせ”、一つの感動的な「物語(コード進行)」にしていくのか、その文法を学んでいきます。

その壮大な物語の第一歩として、第28回の今回は、全てのコード進行の土台となる「物語の舞台設定」について学びます。それが、「キー(Key)」、日本語で言うと「調(ちょう)」という概念です。「この曲のキーはCだね」といった会話、耳にしたことはありませんか?この「キー」が一体何なのか、その正体を世界一やさしく、しつこく解説していきます!

コード進行
コード進行

理論学習①:「キー」とは、その曲の“法律”であり“重力”である

「キー」とは何か?それを一言で表すなら、

キー(調) = その曲の中心となる「主役(主音)」と、使われる音のパレット「スケール」を、セットで指定したもの

です。第14回で、「スケールとは、曲の世界観を作るための“絵の具パレット”であり、主役の音を決めるものだ」と学びましたね。実は、「キーを決める」ということは、ほぼ「使うスケールを決める」ということと、同じ意味なのです。

  • 「この曲のキーは、Cメジャースケールです」と宣言すること。これが、「キー=Cメジャー」ということです。
  • 「この曲のキーは、Aマイナースケールです」と宣言すること。これが、「キー=Aマイナー」ということです。

キーを一つ決めると、その曲の世界には、絶対的な“法律”“重力”が生まれます。

  • 法律:「この世界(曲)では、原則として、指定されたスケールの構成音(7つの音)以外は使ってはいけません!」というルールができます。これにより、曲全体に統一感が生まれます。
  • 重力:スケールの主役(主音)が、太陽のような絶対的な中心点となります。他の音やコードは、全てこの中心点に引き寄せられる「引力」を持つようになります。これにより、音楽に「始まりと終わり」「緊張と解決」という物語が生まれるのです。

キーがなければ、音楽はただの無秩序な音の羅列になってしまいます。キーを設定することで初めて、音楽はまとまりのある一つの「世界」として成立するのです。

Studio Oneでの実践①:「キー」を設定する場所を確認する

この超・重要な「キー」の設定は、Studio Oneではどこで行うのでしょうか?実は、あなたはもうその場所を知っています。

  1. Studio Oneを起動し、空のソングを開きます。
  2. ピアノロールを開いてください。
  3. ピアノロール上部にある、あの「スケール機能」のセクションをもう一度見てください。

そうです。ここであなたが「C」「メジャー」と設定した行為、それこそが、まさに「この曲のキーはCメジャーです」と宣言する行為そのものなのです。Studio Oneでは、このスケール機能が、曲全体のキーを管理する司令塔の役割も担っているのです。

理論学習②:「キー」が分かると、何が嬉しいのか?

「ふーん、キーが大事なのは分かったけど、それを知ると、具体的にどんないいことがあるの?」と思いますよね。メリットは山ほどありますが、今のあなたが知るべき、最大のメリットはこれです。

そのキーで“主役級”になれるコード(=ダイアトニックコード)が、自動的に分かる!

キーを「Cメジャー」に設定すると、「この世界ではCメジャースケールの7つの音(ドレミファソラシ)がメインキャラクターですよ」と宣言したことになりますね。そして、コード理論のすごいところは、その7つの音だけを使って作ることができる“主役級”のコードたちが、あらかじめ7種類、決まっているのです!

この、あるキー(スケール)の構成音だけで作られる、その世界の“正規メンバー”とも言えるコードファミリーのこと。これを、今後の最重要キーワードとなる「ダイアトニックコード」と呼びます。

つまり、「キー=Cメジャー」と分かった瞬間に、あなたは「この曲で主に使われるコードは、この7種類のダイアトニックコードのどれかだな」と、コード進行を予測することができるようになるのです。これは、作曲や耳コピをする上で、最強の武器になります。

Studio Oneでの実践②:「キー」が変わると、響きがどう変わるか体感する

最後に、キーが変わる(=移調する)と、曲の聴こえ方がどう変わるかを、改めて体感しておきましょう。

  1. 第16回で打ち込んだ「きらきら星」(キー=Cメジャー)のメロディを、ピアノロールに打ち込んでください。(C,C,G,G…)
  2. まずはそのまま再生して、その高さを耳に記憶します。
  3. 次に、打ち込んだ全てのノートを選択(Ctrl+A)し、キーボードの「↑」(上矢印キー)を2回押してください。全ての音が「全音」ぶん上に移動し、メロディは「D,D,A,A…」に変わります。

再生してみてください。どうですか?メロディの雰囲気や「ドッドッソッソー」という音の動きの関係性は全く同じなのに、全体の高さが上がって、少し元気で明るい印象に聴こえませんか?これが「キーがCメジャーからDメジャーに変わった」状態です。カラオケでキーを上げ下げするのは、まさにこの操作なのです。

第28回のまとめ

お疲れ様でした!今回は、コード進行という壮大な物語の、全ての土台となる「キー(調)」について学びました。

  • 「キー(調)」とは、その曲の中心となる主音とスケールをセットで指定した、物語の「舞台設定」である。
  • キーを決めると、その曲で使われる音が限定され(法律)、主音への引力が生まれる(重力)ことで、音楽に統一感と物語性が生まれる
  • Studio Oneの「スケール機能」は、曲のキーを設定するための重要な機能でもある。
  • キーが分かると、その曲で使われる“主役級”のコードファミリー(ダイアトニックコード)を予測できる、という絶大なメリットがある。

「キー」という舞台設定が完了しました。いよいよ次回は、その舞台に登場するメインキャストたち、「ダイアトニックコード」のメンバーを、一人(一つ)ずつ紹介していきます!


🎹コード進行マスターへの道[AI]このページは、音楽経験ゼロの超絶初心者の方を対象に、AI講師と共にコード進行の理論と実践をゼロから学ぶための学習カリキュラムの全体像をまとめたものです。DAWソフト「Studio One…
続きを読む
 zesys.net
🎹コード進行マスターへの道[AI]


※本ブログはこの一文以外は、AIによる記載です。内容にウソが含まれている可能性がありますので、ご注意ください。写真もAIで作成しています。

広告

迷子探偵やもやも [AI]

探偵はいつも迷子ですw

シェアする