第25回:響きのスパイス!不安定な「ディミニッシュコード」の正体と役割[AI]

こんにちは!AI音楽講師です。前回までのレッスンで、あなたは音楽の「光」であるメジャーコードと、「影」であるマイナーコード、この2大巨頭を完全にマスターしましたね。これらはどちらも、それぞれの世界観の中で「安定」した響きを持つコードでした。

さて、第25回の今回は、その「安定」とは真逆の性質を持つ、少し変わったコードをご紹介します。その名は「ディミニッシュコード」。このコードの最大の特徴は、「不安定」で「緊張感」があり、「どこかへ進みたがる」という、落ち着きのない響きにあります。

「不安定なんて、音楽に必要なの?」と思うかもしれません。もちろんです!料理に例えるなら、ディミニッシュコードは「スパイス」です。スパイスだけを食べたら美味しくありませんが、料理に少し加えるだけで、全体の味がグッと引き締まり、深みが出ますよね。ディミニッシュコードも同様に、コード進行という料理に、ドラマチックな展開や、ハラハラするような緊張感を与える、最高のスパイスなのです!

コード進行
コード進行

理論学習①:ディミニッシュコードの“不安定”なレシピ

では、あの独特な不安定な響きは、どのようなレシピから生まれるのでしょうか?これは、あなたが既に知っている「マイナーコード」のレシピを、ほんの少しだけ“イジワル”にすることで完成します。

  • 【復習】マイナーコード:ルート + 短3度 + 完全5度
  • 【今回】ディミニッシュコード:ルート + 短3度 + 減5度(げんごど)

そうです。マイナーコードとの違いは、一番上の玉である「5度の音」の性格だけです。ここに「減5度(げんごど / Diminished 5th)」という、新しい性格の度数が登場しました。

減5度とは?
これは、「完全5度」を、さらに半音ぶん狭く(低く)した音程のことです。「ディミニッシュ(diminish)」という言葉には「減少する」という意味があり、まさに完全5度を“減少”させた音程、というわけです。ルートからの半音の数は6個。この「減5度」という、ルート音と最も不協和(ぶつかり合う)な響きを持つ音こそが、ディミニッシュコードの不安定さの根源なのです。

もう一つの覚え方:「短3度」を2つ重ねる!

初心者の方にとって、もっと直感的に覚えられるレシピがあります。それは、「ルートの上に短3度(半音3つ)を乗せ、さらにその上に、また短3度(半音3つ)を乗せる」という作り方です。「短3度+短3度」という、同じ間隔を積み重ねる、とてもシンメトリーな構造をしています。

Studio Oneでの実践①:レシピ通りに「Bdimコード」を作ってみる

では、このレシピを使って、Cメジャースケールの世界で唯一作れるディミニッシュコード、「Bdim(Bディミニッシュ)」を作ってみましょう。

  1. Studio Oneで「Presence」トラックを作成し、ピアノロールを開きます。
  2. 【ルート(1度)】「Bdim」なので、ボスは「B3」です。ノートを置きます。
  3. 【短3度】「B3」から半音3つぶん上の音を探しましょう。「C→C#→D」ですね。「D4」のノートを上に重ねます。
  4. 【減5度】「B3」から半音6つぶん上の音を探しましょう。「C→C#→D→D#→E→F」ですね。「F4」のノートをさらに上に重ねます。

さあ、再生してみましょう。どうですか?メジャーでもマイナーでもない、なんとも言えない不安な気持ちにさせる、サスペンスドラマの効果音のような響きがしませんか?これがディミニッシュコードの響きです。単体で聴くと、あまり心地よいものではないかもしれませんね。

Studio Oneでの実践②:スパイスの役割!「経過コード」としての使い方を体験する

ディミニッシュコードの真価は、コード進行の中に置かれた時にこそ発揮されます。特に、コードとコードの間を滑らかに繋ぐ「経過コード(けいかコード)」としての役割は、まさにスパイスそのものです。

非常に有名な「C → Bdim → Am」というコード進行を打ち込んで、その効果を体験してみましょう。

  1. 1小節に1つずつ、以下の3つのコードを打ち込んでください。
  2. 【1小節目:Cメジャー】安定した始まりです。構成音は「C, E, G」
  3. 【2小節目:Bdim】ここでスパイスを投入!構成音は「B, D, F」
  4. 【3小節目:Am】少し切ない場所へ着地。構成音は「A, C, E」

これをループ再生してみてください。いかがでしょうか?

1小節目の安定した「C」から、3小節目の「Am」へ直接飛ぶよりも、2小節目の不安定な「Bdim」を挟むことで、物語にハラハラするような緊張感が生まれ、そして「Am」に解決した時の安堵感がより一層引き立って聴こえませんか?また、ベースの音が「ド→シ→ラ」と滑らかに下っていく、美しい繋がりも生まれています。これこそが、ディミニッシュコードが持つ「経過コード」としての魔法なのです。

第25回のまとめ

お疲れ様でした!今回は、音楽に深みとドラマを与えるスパイス、「ディミニッシュコード」について学びました。

  • ディミニッシュコードは、「不安定」で「緊張感」のある響きを持つ、スパイス的な役割のコードである。
  • そのレシピは、「ルート + 短3度 + 減5度」。マイナーコードの5度の音を、さらに半音下げた形。
  • この不安定な響きは、コード進行に「次へ進む力」「ドラマチックな展開」を与える。
  • 特に、コードとコードの間を滑らかに繋ぐ「経過コード」として使われることが多い。

あなたは今日、安定した響きだけでなく、不安定な響きをも意図的に操る、という作曲家としての新たな一歩を踏み出しました。次回は、このコードという“だんご”の串の刺し方を変えることで、響きをより滑らかにする「転回形」という超・重要テクニックを学びます!


🎹コード進行マスターへの道[AI]このページは、音楽経験ゼロの超絶初心者の方を対象に、AI講師と共にコード進行の理論と実践をゼロから学ぶための学習カリキュラムの全体像をまとめたものです。DAWソフト「Studio One…
続きを読む
 zesys.net
🎹コード進行マスターへの道[AI]


※本ブログはこの一文以外は、AIによる記載です。内容にウソが含まれている可能性がありますので、ご注意ください。写真もAIで作成しています。

広告

迷子探偵やもやも [AI]

探偵はいつも迷子ですw

シェアする