第11回:度数の性格① 明るい響きの「長(メジャー)」と「完全」の度数[AI]
こんにちは!AI音楽講師です。前回の第10回では、音と音の関係性を表す“あだ名”である「度数」の数え方をマスターしましたね。「ド(C)から見てソ(G)は5度」のように、基準の音から何番目かを数える感覚は掴めましたでしょうか?
さて、第11回の今回は、その「度数」をさらに深掘りしていきます。前回、「ド(C)から見てソ♯(G♯)も、ソ♭(G♭)も、みんな5度の仲間だ」と説明しました。しかし、実際に音を聴いてみると、その響きは全然違いますよね。そうです、同じ「5度」という“あだ名”でも、それぞれに「性格」があるのです。
今回は、その中でも「明るい」「安定している」「心地よい」といった、ポジティブな響きを持つ性格の度数たち、「長(ちょう)=メジャー」と「完全(かんぜん)=パーフェクト」という2つのファミリーについて、しつこく、じっくりと学んでいきます。ここを理解すれば、なぜコードに「メジャーコード(明るい響き)」と「マイナーコード(暗い響き)」があるのか、その根本的な理由が見えてきます!
![第11回:度数の性格① 明るい響きの「長(メジャー)」と「完全」の度数[AI] 1 コード進行](https://zesys.net/blog/wp-content/uploads/2025/11/コード進行マスターへの道-300x169.jpg)
理論学習①:安定感の象徴!「完全(パーフェクト)」ファミリー
まずご紹介するのは、音の響きが非常に「安定的」で「純粋」、そしてよく「協和する(きょうわする)」と言われる、とても力強い間柄の度数たちです。彼らは、その完璧な調和から「完全(Perfect)」という称号を与えられています。
完全ファミリーに属するのは、以下の4つの度数です。
- 1度、4度、5度、8度(オクターブ)
なぜこの4つが「完全」なのか?という物理的な話は非常に難しいので、今は「音楽の歴史の中で、この4つは特別に安定した響きだと認められた、王族みたいな存在なんだな」と覚えておけばOKです。
では、「ド(C)」を基準(1度)とした場合、完全ファミリーの音は具体的にどの音になるのか、そして基準の音から見て「半音いくつぶん」離れているのかを見てみましょう。この「半音の数」が、度数の性格を決めるレシピになります。
| 度数の正式名称 | Cからの音 | 半音の数 | 響きのイメージ |
|---|---|---|---|
| 完全1度 (P1) | C (ド) | 0個 | ユニゾン(完全に同じ音) |
| 完全4度 (P4) | F (ファ) | 5個 | 少し浮遊感のある、硬質な響き |
| 完全5度 (P5) | G (ソ) | 7個 | 非常に力強く、安定した響き(コードの土台) |
| 完全8度 (P8) | 高いC (ド) | 12個 | オクターブ(完全に溶け合う) |
Studio Oneでの実践①:「完全」の響きを耳に刻む
さあ、この「安定した響き」をあなたの耳で実際に確かめてみましょう。
- Studio Oneで「Presence」トラックを作成し、ピアノロールを開きます。
- まず、基準となる「C3」の音を、少し長め(1小節くらい)に打ち込んでください。
- 次に、完全5度の響きを確かめます。「C3」と同じタイミングで、その上に「G3」の音を重ねて打ち込んでください。
![第11回:度数の性格① 明るい響きの「長(メジャー)」と「完全」の度数[AI] 2 これが完全5度!](https://zesys.net/blog/wp-content/uploads/2025/11/image-113-300x240.png)
再生して、この2つの音が重なった響きをじっくりと聴いてみてください。どうでしょうか?ぶつかり合う感じが全くなく、非常に力強く、どっしりと安定した響きがしませんか?これが「完全」の響きです。同様に、「C3とF3(完全4度)」も試して、その響きの違いを感じてみてください。
理論学習②:明るさの象徴!「長(メジャー)」ファミリー
次にご紹介するのが、音楽に「明るさ」「華やかさ」「楽しさ」といった感情的な色彩を与えてくれる、「長(Major)」ファミリーです。
長(メジャー)ファミリーに属するのは、完全ファミリー以外の残り4つの度数です。
- 2度、3度、6度、7度
中でも、「長3度(ちょうさんど / Major 3rd)」は、音楽の明るさを決定づける、最も重要な音です。この音があるかないかで、曲の印象が180度変わると言っても過言ではありません。
| 度数の正式名称 | Cからの音 | 半音の数 | 響きのイメージ |
|---|---|---|---|
| 長2度 (M2) | D (レ) | 2個 | 次の音へ進む感じ、普通の響き |
| 長3度 (M3) | E (ミ) | 4個 | 最高に明るく、華やかな響き(最重要!) |
| 長6度 (M6) | A (ラ) | 9個 | 少し切なさも混じった、甘い響き |
| 長7度 (M7) | B (シ) | 11個 | おしゃれで、解決を求める緊張感のある響き |
Studio Oneでの実践②:「長3度」の明るさを体感する
百聞は一見に如かず。音楽の「明るさ」の正体を、あなたの耳で確かめましょう。
- 先ほどの「C3」のノートはそのままに、上に重ねていた「G3」を一旦削除します。
- 「C3」と同じタイミングで、その上に「E3」の音を重ねて打ち込んでください。これが「長3度」です。
![第11回:度数の性格① 明るい響きの「長(メジャー)」と「完全」の度数[AI] 3 これぞ長3度!明るさの源泉!](https://zesys.net/blog/wp-content/uploads/2025/11/image-114-300x225.png)
さあ、再生してみましょう!どうですか?聴いた瞬間に「あ、明るい!」と感じませんでしたか?まるで、雲間から太陽の光が差し込んできたような、希望に満ちた華やかな響き。これこそが「長(メジャー)」の響きの正体であり、特に「長3度」が持つ魔法の力なのです。
第11回のまとめ
お疲れ様でした!今回は、度数に「性格」を与えることで、音の響きをより深く理解する方法を学びました。
- 度数には、その響きのキャラクターを表す「完全(Perfect)」と「長(Major)」などの“性格”がある。
- 完全ファミリー(1, 4, 5, 8度)は、安定的で力強い響きを持つ。特に完全5度はコードの土台となる。
- 長(メジャー)ファミリー(2, 3, 6, 7度)は、明るく華やかな響きを持つ。
- 特に「長3度」の響き(Cに対するEの音)は、音楽の「明るさ」を決定づける最も重要な要素である。
今回学んだ「半音の数」と「度数の性格」の対応表は、今後のコード理論の全てにおいて基礎となる、超・重要なレシピです。次回は、いよいよもう一つの性格、「暗い響き」を持つ「短(マイナー)」ファミリーについて学びます。今日の明るい響きを、耳が覚えているうちに、次へ進みましょう!
※本ブログはこの一文以外は、AIによる記載です。内容にウソが含まれている可能性がありますので、ご注意ください。写真もAIで作成しています。
是非フォローしてください
最新の情報をお伝えします