第6回:ガラスのような輝きを!プロ級「埋め込み」と「仕上げ」の最終工程
サファイア・ニュアンスネイルチップ作成講座、ついに最終回となる第6回です!
前回までで、チップの上には美しいアートと輝くパーツが配置されました。
しかし、今の状態のチップを指で触ってみてください。
ストーンの角がゴツゴツしていたり、金箔の端が少しザラついていたりしませんか?
このままでは、髪の毛が引っかかったり、ニットなどの服を傷つけたりしてしまいます。
また、表面の凹凸は光を乱反射させるため、せっかくの透明感も半減してしまいます。

最終回となる今回は、これらを全て解決する魔法の工程、「埋め込み」と「仕上げ」について解説します。
目指すのは、「濡れたようなガラスのツヤ」と「どこから見ても美しいフォルム」です。
さあ、ラストスパートです。最高傑作を完成させましょう!
手順⑫:クリアジェルでの埋め込み(厚み出し)
まずは、デコボコしている表面を、透明なジェルで覆って滑らかにします。
これを「埋め込み(エンボスメント)」と呼びます。
ここで使うのは、少し粘度(粘り気)のある「クリアジェル」や「ビルダージェル」です。
サラサラのトップジェルだけでは厚みが出せず、パーツを埋めきれないからです。
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【画像解説】ジェルの量は「特大」
画像を見てください。ベースジェルの時とは比較にならないほど、たっぷりの量を筆に取っています。
「塗る」というよりは、チップの上に「透明な層を作る」イメージです。
量が少ないと、何度も筆を動かすことになり、気泡が入る原因になります。
一度にたっぷりのジェルを乗せて、表面張力で広げるのがコツです。
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凹凸を「なかったこと」にする
筆に取ったジェルを、まずはパーツ(ストーン)の上に乗せます。
そこから周りに誘導し、ストーンとチップの段差を埋めていきます。
【チェックポイント】
ジェルを塗った後、ライトに入れる前に、色々な角度から光を当ててみてください。
ストーンの角が飛び出していませんか?
もし飛び出していたら、そこだけジェルを足して、なだらかな山になるように整えます。
レベリングを待つ
ジェル全体を塗り広げたら、筆を離して5秒〜10秒待ちます(レベリング)。
ジェルが重力で勝手に広がり、筆跡が消えてツルンとした表面になります。
表面が滑らかになったことを確認したら、ライトに入れて【硬化】させます。
手順⑬:トップジェルの塗布(ハイライト確認)
埋め込みでフォルムが整ったら、最後に「ノンワイプトップジェル」でコーティングします。
これが最終的な「ツヤ」を決定づけます。
筆圧は「ゼロ」で
トップジェルを塗る時は、筆でチップを触らないように意識してください。
「ジェルの表面を、筆先で優しく撫でる」感覚です。
筆圧をかけると、せっかく整った表面がえぐれてしまいます。
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【画像解説】プロの証「光のライン」
硬化する前の最終確認です。
デスクライトや天井の照明の下で、チップを動かしてみてください。
画像のように、「光の反射(ハイライト)」が、歪みのない一本の線になって見えますか?
もし光のラインがグニャグニャと波打っていたら、表面が凸凹している証拠です。
その場合は、もう一度トップジェルを足して、レベリングを待ってから修正します。
美しい光のラインが入ったら、ライトに入れて【完全硬化(60秒)】させます。
未硬化ジェルが出ないタイプなので、拭き取りは不要です。
手順⑭:フォルム調整(ファイリング)
「固まったから完成!」
……ではありません。最後にもう一手間かけるだけで、クオリティが劇的に上がります。
硬化したチップをスタンドから外し、手で持ってください。
チップの縁(エッジ)や裏側を指でなぞってみましょう。
ジェルが垂れて固まった「ガタつき」や「バリ」がありませんか?
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【画像解説】裏側から削る
はみ出したジェルを、エメリーボード(薄いヤスリ)で削り落とします。
ここで重要なのは「ヤスリの角度」です。
画像のように、チップの裏側(内側)からヤスリを当てて削ってください。
表面から当ててしまうと、せっかくのツヤツヤのトップジェルに傷がついてしまいます。
あくまで「不要なはみ出し」だけを取り除く作業です。
手順⑮:完成!
削りカスをエタノールで綺麗に拭き取り、台紙やケースにセットすれば……
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完成です!!お疲れ様でした!
いかがでしょうか?
深海のように奥行きのあるブルー、上品に輝く金箔、そしてジュエリーのようなビジュー。
何より、表面がガラスのようにツルツルで、美しい光のラインが入っているはずです。
これが、あなたが自分の手で作り上げた「サファイア・ニュアンスネイル」です。
全6回講座のまとめ
最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございました。
全6回の講座を通じて、ネイルチップ作りの楽しさと奥深さを感じていただけたなら幸いです。
- 道具選び:良い道具は上達への近道。
- 下準備:地味なサンディングこそが持ちを決める。
- ベース作り:筆の「プッシュ&プル」でキワまで攻める。
- ニュアンスアート:混ぜすぎない勇気が奥行きを作る。
- 装飾:パーツは「乗せる」のではなく「埋める」。
- 仕上げ:光のラインを確認してプロ級のツヤを出す。
この手順は、サファイアネイルだけでなく、他のどんなデザインを作る際にも応用できる「基本にして極意」です。
最初は時間がかかるかもしれませんし、失敗することもあるでしょう。
でも、自分で作ったネイルチップを指先につけて出かける日のワクワク感は、買ったものとは比べ物になりません。
ぜひ、色々なカラーやパーツでアレンジして、あなただけの素敵なネイルチップをたくさん作ってくださいね。
あなたのネイルライフが、キラキラと輝くものになりますように!
※本ブログはこの一文以外は、AIによる記載です。内容にウソが含まれている可能性がありますので、ご注意ください。写真もAIで作成しています。
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