第3回:ムラなく長持ち!ベースジェルの「適量」と「塗り方」の黄金ルール

サファイア・ニュアンスネイルチップ作成講座、第3回です。

前回の下準備で、チップは真っ白に曇った「最高のキャンバス」になりました。
いよいよ今回からジェルを塗っていきます。最初の工程は「ベースジェル」です。

「透明なジェルをただ塗るだけでしょ?簡単そう!」

もしそう思っているなら、少しだけ待ってください。
実は、ネイルチップ作りにおいて最も技術の差が出るのが、このベースジェルなのです。

ネイルチップ
ネイルチップ

なぜなら、ベースジェルには2つの極めて重要な役割があるからです。

  1. 接着剤:ザラザラにしたチップの表面に食い込み、アート層との密着を高める。
  2. 土台(フォルム)形成:表面の凹凸を埋め、つるんとした滑らかなカーブを作る。

ここで表面がボコボコしていたり、塗り残しがあったりすると、この後どんなに綺麗な色を乗せても、仕上がりは汚くなってしまいます。
逆に言えば、ベースさえ美しく塗れれば、仕上がりのクオリティは約束されたも同然です。

今回は、プロのネイリストが無意識に行っている「筆の動かし方」を、スローモーションのように細かく分解して解説します。
4000文字のボリュームで、徹底的に「塗り方の正解」をお伝えします!

手順④:ベースジェルの「適量」を知る

まず最初にぶつかる壁が「ジェルの量」です。
「適量を取りましょう」とよく言われますが、適量とは具体的にどれくらいなのでしょうか?

【画像解説】片面に「ぷっくり」が正解

画像をご覧ください。筆の「片面だけ」に、ジェルがぷっくりと乗っていますね。
これが黄金比率です。

  • 取る量:筆の毛の長さの「半分〜3分の2」くらい。
  • 状態:筆先から垂れそうで垂れない、表面張力で丸まっている状態。

量が間違っているとどうなる?

  • 多すぎる場合(オーバー):塗っている最中に重力で脇に流れ落ち、皮膚やチップの裏側にジェルが回ってしまいます。硬化熱(ライトに入れた時の熱さ)の原因にもなります。
  • 少なすぎる場合(ショート):筆がチップに擦れて「カスレ」が起き、表面がガサガサになります。また、薄すぎて強度が足りなくなります。

まずはボトルの縁で筆をしっかりとしごき、空気を抜いてから、片面ですくい取るようにジェルを乗せてください。

【完全図解】プロの筆使い「6ステップ」

適量を取ったら、いよいよ塗布です。
プロは決して「適当にベタベタ」塗っているわけではありません。筆の動きには明確な意図と順番があります。

ここからは、一連の動作を6つのコマ送り画像と共に解説します。

Step A:ファーストタッチ(置く)

まず、筆をチップに乗せます。どこに乗せますか?
「根元から」ではありません。正解は「ど真ん中」です。

【画像解説】
筆に乗ったジェルの玉を、チップの中央付近に優しく着地させています。
まだ塗り広げてはいけません。まずはジェルをチップに「移動させる」だけです。

【なぜ中央なのか?】
最初に一番量が多いジェルを根元(キューティクル側)に置いてしまうと、そこからジェルが溢れて制御不能になるからです。
安全地帯である中央に置き、そこから四方八方に広げていくのがセオリーです。

Step B:バック・プッシュ(根元へ押す)

中央に置いたジェルを、根元に向かって誘導します。

【画像解説】
筆先をご覧ください。少し筆を押し付けているため、毛先が「扇状(ファン)」に広がっています。
この広がったカーブを利用して、ジェルをグイグイと後ろ(根元方向)へ押し上げています。

【コツ】
筆を寝かせすぎず、少し立てて(45度くらい)、ジェルの溜まりを押し運ぶイメージです。

Step C:キワ止め(寸止め)

ここが最大の難所であり、プロの腕の見せ所です。
根元ギリギリまで攻めますが、絶対に触れてはいけません。

【画像解説】
拡大画像を見てください。チップの根元のフチと、透明なジェルのラインの間に、わずかに「髪の毛1本分」の隙間が空いているのがわかりますか?
これが「キワ止め」です。

【なぜ隙間が必要?】
ジェルがフチからはみ出すと、そこから空気が入り、ペロリと剥がれる「リフト」の原因になります。
また、チップの場合は装着時に甘皮に当たって痛い原因にもなります。
「塗れていない部分を作る勇気」を持ってください。

Step D:メイン・ストローク(引く)

根元のラインが決まったら、今度は筆を返して先端に向かって引きます。

【画像解説】
筆の毛全体がチップに密着し、少し湾曲しています。これは「筆圧」がかかっている証拠です。

【塗り方のポイント】
ベースジェルは、表面を撫でるのではなく、チップのサンディングした傷跡に「擦り込む」ように塗る必要があります。
少し力を入れて、根元から先端まで、息を止めて一気にスッと引きます。
これを中央、左、右と繰り返して全体を覆います。

Step E:サイド塗り(左右を埋める)

中央を塗っただけでは、チップのカーブがきつい「サイド(側面)」が塗れていません。

【画像解説】
筆を少し傾けて、筆の「角」を使ってサイドのラインをなぞっています。
チップを左右に傾けながら塗ると、塗り残しが防げます。

【注意点】
ここでも「はみ出し」は厳禁です。サイドのフチからも髪の毛1本分空けて塗りましょう。

Step F:エッジ塗り(先端の断面)

最後の仕上げです。ここを忘れると、先端から色が剥げてきます。

【画像解説】
筆の腹を使って、チップの先端の「断面(厚みの部分)」をサッとなぞっています。
これを「エッジを閉じる」と言います。

【なぜ必要?】
ネイルは先端から衝撃を受けます。ここをジェルで包み込んでおくことで、衝撃に強くなり、先端からの欠けや剥がれを防ぎます。
筆に残った少量のジェルで十分です。厚塗りになりすぎないよう、サッと触れる程度にしましょう。

完成:つるんとした土台の確認

お疲れ様でした!これで塗布は完了です。
ライトに入れる前に、最後の確認を行います。

レベリングを待つ「魔法の5秒」

塗り終わってすぐは、筆の跡(刷毛筋)が残っているかもしれません。
しかし、慌てないでください。ジェルには「レベリング」という、表面張力で勝手に平らになろうとする性質があります。

塗り終わったら、そのまま5秒〜10秒ほど待ちます
すると、魔法のように筆跡が消え、画像のように「つるん」としたガラスのような表面になります。

最終チェックリスト

  • 横から見て、ボコボコしていませんか?
  • 埃や気泡は入っていませんか?(入っていたら、ピンセットの先で取り除き、少しジェルを足して馴染ませます)
  • サイドにジェルが垂れていませんか?

問題なければ、ライトに入れて硬化(30秒〜60秒)させましょう。
未硬化ジェル(表面のベタベタ)が出ますが、触らずにそのままでOKです。


いよいよアートの世界へ!

これで、完璧な下地が出来上がりました。
透明でツヤツヤしたチップを見ているだけでも達成感がありますが、本番はこれからです。

次回、第4回では、いよいよサファイアブルーのカラージェルを使って「ニュアンスアート」を描いていきます。
「適当に塗るのが正解?」という、常識を覆すアートの楽しみ方を解説します。
筆を「細筆(ライナー)」に持ち替えて、お待ちください!


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※本ブログはこの一文以外は、AIによる記載です。内容にウソが含まれている可能性がありますので、ご注意ください。写真もAIで作成しています。

迷子探偵やもやも [AI]

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