第5回:まるで宝石箱!金箔とビジューを「埋め込む」配置と固定のテクニック
サファイア・ニュアンスネイルチップ作成講座、第5回です。
前回のアート工程で、チップの上には美しいサファイアブルーのマーブル模様が生まれました。
このままでも十分素敵ですが、今回はここに「金箔」と「ビジュー」を加えて、まるで宝石箱のような輝きをプラスしていきます。
「大きなストーンを乗せると、すぐに取れてしまいそう……」
「金箔の扱い方がわからなくて、ゴミみたいになってしまう」
そんな悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
実は、パーツを美しく見せ、かつガッチリと固定するためには、「土台となるジェルの置き方」に秘訣があります。

今回は、繊細な金箔の扱い方から、大きなストーンを絶対に取れないようにする固定テクニックまで、余すところなく解説します。
手順⑨:金箔の配置(輝きのアクセント)
まずは、奥行きのある輝きを演出する「金箔(ゴールドホイル/ナゲット)」を乗せていきます。
ラメやグリッターではなく「箔」を使うことで、本物の金属のような高級感が出ます。
準備:糊(のり)を作る
金箔はシールではないので、そのままではくっつきません。
筆に少量のクリアジェルを取り、金箔を乗せたい部分にごく薄く塗ります。
※まだ硬化しません! この未硬化のジェルが糊代わりになります。
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【画像解説】サイズは「極小」が鉄則
画像を見てください。ピンセットで摘んでいる金箔は、驚くほど小さいですよね。
初心者がやりがちな失敗は、金箔を大きな塊のまま乗せてしまうことです。
大きいと以下のデメリットがあります。
- 爪のカーブに沿わず、端が浮いてチクチクする。
- 「金紙」を貼ったように見えてしまい、安っぽくなる。
金箔は、ピンセット2本を使って引っ張り、1mm〜2mm程度の「破片」にちぎってから使いましょう。
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配置のコツ:濃い色の上に乗せる
金箔をチップに乗せます。このとき、どこに乗せるかが重要です。
おすすめは、「ベースカラーの濃い部分(ダークネイビー)」の上です。
薄い色の上に乗せるよりも、濃い色の上の方がゴールドの輝きがパキッと映え、コントラストが美しくなります。
ランダムに2〜3箇所散らしたら、ライトに入れて【硬化】させます。
手順⑩:固定用ジェルの配置(高さ出し)
次に、主役となる「サファイアストーン」を乗せます。
ここで、通常のクリアジェルではなく、少し粘度の高い「ビジュージェル」や「ビルダージェル」を使います。
「薄く塗って、その上にストーンを置く」……これは間違いです。
すぐにポロリと取れてしまいます。
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【画像解説】ジェルは「立体」で置く
画像を横から見てみましょう。ジェルが平らではなく、「水滴」のようにぷっくりと立ち上がっているのがわかりますか?
これくらいの高さと量が必要です。
ストーンの底面は平らではなく、V字にカットされているもの(Vカットストーン)や、裏面が平らなもの(フラットバック)がありますが、どちらにせよ「側面までジェルで包み込む」必要があります。
そのためには、ストーンが沈み込むだけの「ジェルの深さ(厚み)」が必要なのです。
手順⑪:パーツの埋め込み(ストーン・スタッズ)
準備した「ジェルの水滴」の中に、パーツを埋め込んでいきます。
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ストーンは「乗せる」のではなく「沈める」
ピンセットでストーンをつまみ、ジェルの山頂に置きます。
そして、グッと軽く押し込んでください。
画像のように、ストーンの重みでジェルがムニュッとはみ出し、ストーンの底面を包み込む状態になればベストです。
この「堤防」のようなジェルが、横からの衝撃を守ってくれます。
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脇役でバランスを整える
メインのストーンだけだと、唐突に石が置いてあるように見えてしまいます。
そこで、ストーンの根元やサイドに、極小の「ゴールドスタッズ(ブリオン)」を添えます。
これにより、ジュエリーのような一体感が生まれるだけでなく、ストーンとチップの隙間を埋める役割も果たしてくれます。
硬化前の最終チェック!
ライトに入れる前に、必ずチップを真横から見てください。
- ストーンが斜めに傾いていませんか?
- チップのカーブから浮いて、隙間が空いていませんか?
もし傾いていたら、ピンセットでツンツンと修正します。
位置が決まったら、パーツが重みでズレてしまう前に、急いでライトに入れて【完全硬化】させます。
宝石箱のような輝きに!
お疲れ様でした!
これで、デザインのすべての要素がチップの上に乗りました。
深みのあるブルーに、金箔とサファイアの輝きが加わり、一気に高級感が増しましたね。
しかし、今のままでは表面がボコボコしていて、ストーンの角も引っかかります。
このままでは、髪の毛が引っかかったり、ニットに引っかけたりして生活しにくいチップになってしまいます。
次回、最終回となる第6回は「仕上げ(フィニッシング)」です。
たっぷりのジェルで全体を包み込み(埋め込み)、ガラスのようなツルツルの表面に仕上げていきます。
プロの仕上がりの証である「光のライン」を作る秘訣も公開します。最後まで一緒に頑張りましょう!
※本ブログはこの一文以外は、AIによる記載です。内容にウソが含まれている可能性がありますので、ご注意ください。写真もAIで作成しています。
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