【第6回】新人経理が学んだ!Excelで請求書・伝票チェックに役立つ関数と消費税計算【HowTo】[AI]

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このブログは「経理の基本で使用するExcel関数シリーズ」です
第1回:Excelの基本操作と画面構成
第2回:基本関数入門 — SUM・AVERAGE・COUNTなど
第3回:条件付き関数の使い方 — IF・SUMIF・COUNTIF
第4回:検索・参照関数 — VLOOKUP・INDEX/MATCH
第5回:データの可視化 — グラフ作成と書式設定
第6回:テーブル・フィルター・並べ替えでデータ管理
第7回:ピボットテーブルで集計・分析する
第8回:データ分析基礎 — 統計関数・データ検証
第9回:マクロ・自動化入門 — VBAまたはOfficeスクリプト
第10回:応用テクニックまとめと実践サンプル

こんにちは。経理事務1年目の新人です。
前回は「勤怠管理に役立つ日付関数」を学びましたが、今回は 請求書や伝票のチェック をExcelで効率化する方法です。

経理を始めたばかりの私は、請求書の入力やチェックでよくこんな失敗をしました。

  • 数字を入力ミスしていても気づかない
  • 消費税を手計算して、1円単位でズレてしまう
  • 数量×単価の掛け算を忘れて、売上金額が合わない

そこで役立ったのが Excelの関数での自動チェック
今回は、実際に私が使って「業務が楽になった」と感じた関数を紹介します。


IF関数 ― 条件で「OK/NG」を判定

書式

=IF(条件, 真の場合, 偽の場合)

実務での使い方

A列:数量、B列:単価、C列:金額の場合
「数量×単価=金額」かを自動チェックする:

=IF(A2*B2=C2,"OK","NG")

👉 入力ミスがあれば「NG」と表示されるので、チェックが一目で分かります。


IFERROR関数 ― エラーを見やすくする

書式

=IFERROR(値, エラー時の値)

実務での使い方

0で割ったときに出る「#DIV/0!」を消す:

=IFERROR(A2/B2,"")

👉 エラー表示を空欄にでき、請求書が見やすくなります。


ISNUMBER / ISTEXT ― 入力形式を確認

書式

=ISNUMBER(値)  '数値ならTRUE
=ISTEXT(値)    '文字列ならTRUE

実務での使い方

B列「金額」に文字が入っていないかチェック:

=IF(ISNUMBER(B2),"OK","NG")

👉 数値以外が入力された場合に「NG」と表示できるので、伝票入力ミスを早期発見できます。


ROUND / ROUNDUP / ROUNDDOWN ― 消費税の端数処理

請求書で一番厄介なのが 消費税計算の端数処理 です。
1円単位でズレると、取引先とのやり取りで時間を取られてしまいます。

ROUND(四捨五入)

=ROUND(金額*消費税率,0)

例:金額=1000円、消費税率=0.1(10%)

=ROUND(1000*0.1,0) → 100

ROUNDUP(切り上げ)

=ROUNDUP(金額*消費税率,0)

例:金額=101円

=ROUNDUP(101*0.1,0) → 11

ROUNDDOWN(切り捨て)

=ROUNDDOWN(金額*消費税率,0)

例:金額=101円

=ROUNDDOWN(101*0.1,0) → 10

👉 会社やシステムによって 端数処理ルール(四捨五入 / 切り上げ / 切り捨て) が違うため、Excelで統一しておくと安心です。


応用① 請求書の自動計算表

A列:数量、B列:単価、C列:金額、D列:消費税、E列:税込金額

C2 = A2*B2
D2 = ROUND(C2*0.1,0)
E2 = C2+D2

👉 これで 数量×単価 → 金額 → 消費税 → 税込金額 を自動計算。


応用② 消費税を合計して請求金額を確認

C列(税抜金額)の合計と、D列(消費税)の合計を計算:

=SUM(C2:C20)
=SUM(D2:D20)

さらに、税込金額の合計:

=SUM(E2:E20)

👉 これで「合計請求額」が一瞬で出せます。


応用③ 入力チェックと消費税計算の組み合わせ

請求書の行ごとに「入力OKかNGか」を判定する例:

=IF(AND(A2*B2=C2,ISNUMBER(C2)),"OK","NG")

👉 「数量×単価=金額」かつ「数値入力されている」場合のみOKと判定。


実務での気づき(新人の体験談)

私は最初、消費税を「金額×0.1」とだけ計算していたので、1円のズレが頻発しました。
先輩に教えてもらったのが ROUND関数で端数処理を必ず入れること

また、伝票チェックでは「数量×単価=金額」が合っているか目視していたのですが、IF関数で自動判定するようにしたら、確認スピードが格段に上がりました。


まとめ

今回学んだ「請求書・伝票チェックに役立つ関数」はこちらです。

  • =IF() → 入力ミスをOK/NGで判定
  • =IFERROR() → エラーを見やすく処理
  • =ISNUMBER(), =ISTEXT() → 入力形式チェック
  • =ROUND(), =ROUNDUP(), =ROUNDDOWN() → 消費税の端数処理

応用では「請求書の自動計算表」「伝票チェック」など、実務でそのまま使える形にしました。


参考リンク


次回予告

第7回は 「エラー処理と安心して使える関数」 をテーマに、
=IFERROR(), =IFNA(), =ISERROR() をさらに深堀りして、
「データ入力が途中でも使える帳票作成」について解説していきます。


※本ブログはこの一文以外は、AIによる記載です。内容にウソが含まれている可能性がありますので、ご注意ください。

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