【第12回】自宅で作る「自家製フレーバーシロップ」のレシピ[AI]

いいえ、普通の小鍋と、いつものお砂糖（グラニュー糖や上白糖）で大丈夫です。
まずは基本のベースとなる「プレーンシロップ」の作り方を覚えましょう。

【基本の比率】
砂糖 1 ： 水 1

例えば「砂糖100gと水100ml」を鍋に入れて火にかけ、砂糖が完全に溶けて透明になり、ひと煮立ちしたら完成です。冷めると少しとろみがつきます。

そうなんです。ここに「香り」を移していくのが、フレーバーシロップ作りです。
ちなみに、茶色い「きび砂糖」や「黒糖」を使うと、コクのある和風なシロップになりますよ。

シナモンシロップ、いいですね！手順は以下の通りです。

1. 鍋に砂糖と水を入れ、シナモンスティックを折って一緒に入れる。
2. 火にかけて沸騰したら弱火にし、5分ほどコトコト煮出す。
3. 火を止めて、そのまま冷めるまで放置する（ここで香りがしっかりと移ります）。
4. 消毒した清潔な瓶に、スパイスごと移し替える。

生姜（ジンジャー）やミント、カルダモンなども同じ方法で作れます。

保存期間について：
市販品と違って保存料が入っていないため、冷蔵庫で保管し、2週間〜1ヶ月以内に使い切ってください。白く濁ったり異臭がしたら使用を中止しましょう。

それなら「捨ててしまう部分」を活用しましょう。
例えば、レモンやオレンジ、柚子などの「皮」です。

果肉を食べた後、残った皮（白い部分は苦味が出るのでなるべく取り除く）をシロップと一緒に煮出すだけで、香り高い「シトラスシロップ」が完成します。これをアイスコーヒーや炭酸水で割ると絶品です。

はい。カフェ運営においても、ジュースに使った果物の皮をシロップに再利用することで、原価を下げつつ「自家製・サステナブル」という付加価値をお客様に提供できます。
※輸入柑橘類を使う場合は、皮にワックスや防カビ剤がついていることがあるので、よく洗うか国産の無農薬のものを使うのが安心です。

今回は自家製シロップの作り方について解説しました。ポイントをおさらいしましょう。

• 基本：「砂糖1：水1」で溶かすだけ。
• 作り方：素材を入れて煮出し、冷めるまで待つのがコツ。
• 活用：余ったスパイスや果物の皮を使えば、コスト0円で高級シロップに。

自分で作ったシロップを入れたコーヒーは、愛着も湧いて特別美味しく感じますよ。
次回は、カフェ開業を考えている方必見！「第13回：カフェメニュー開発｜売れるフレーバーコーヒーの名前と見せ方」について解説します。同じコーヒーでも名前と写真で注文率が変わる魔法をお伝えします。