【第7回】相乗効果を楽しむ「フードペアリング」の基礎[AI]

いいえ、とっても簡単ですよ！最も失敗しない基本のルールは「似たもの同士を合わせる」ことです。これを「同調効果」と呼びます。

例えば、以下のような組み合わせです。

• ヘーゼルナッツコーヒー × アーモンドクッキー：ナッツの香ばしさ同士が重なり、深みが増します。
• キャラメルフレーバー × フィナンシェやマドレーヌ：焦がしバターや砂糖の風味がリンクして、口の中が幸せになります。

その通りです！迷ったら「色」や「原材料」が似ているものを選べば間違いありません。

それも正解（同調）ですが、ここでもう一つのテクニック「対比効果」を使ってみましょう。

濃厚なダークチョコレートには、あえて「ベリー系やオレンジ系」のフルーツフレーバーを合わせてみてください。

大正解です！チョコの「重厚な甘苦さ」を、フルーツフレーバーの「爽やかな酸味」が洗い流し、次の一口をより美味しくさせてくれます。
お互いに持っていない要素を補い合う、上級者の楽しみ方ですね。

朝食のパンとフレーバーコーヒーは最高のパートナーです。パンの種類によって使い分けるのがコツですよ。

• バタートースト：バターのコクや塩気に負けない「ヘーゼルナッツ」や「メープル」がおすすめ。まるでパンケーキを食べているような満足感が出ます。
• クロワッサン・デニッシュ：バターたっぷりの生地には、軽やかな「バニラ」や、シナモンが効いた「スパイス系」が合います。
• 惣菜パン（ソーセージなど）：味が濃いので、フレーバーではなく普通のコーヒーの方が合う場合が多いですが、強いて言えばスパイシーな食卓に合わせて「ブラックペッパー系（レアですが）」やシンプルなコーヒーに近いものが無難です。

今回はフードペアリングの基礎について解説しました。ポイントをおさらいしましょう。

• 同調効果：似た香り（ナッツ×ナッツ）を合わせると安心感のある味になる。
• 対比効果：反対の要素（チョコ×ベリー）を合わせるとメリハリが出る。
• 朝食：バタートーストにはヘーゼルナッツやメープルが最強。

この法則を知っているだけで、コンビニスイーツも高級店の味に変わりますよ。
次回は、暑い日も寒い日も美味しく飲むための「第8回：夏も冬も楽しめる！季節別フレーバーコーヒー活用術」について解説します。アイスコーヒーにした時の意外な発見などをお伝えしますね。