「通販でキャラ用ウィッグを買ったのに、被ってみたらなんだか『コレジャナイ』感がすごい…」
「前髪を切ったらパッツンになってしまい、日本人形みたいになった…」
これはコスプレ初心者が必ず通る道です。はっきり言いますが、ウィッグは「買ったままの状態」で被っても、絶対にキャラにはなれません。
なぜなら、既製品のウィッグは万人が被れるように毛量が多めに作られており、梱包によるクセもついているからです。さらに、アニメキャラ特有の「重力を無視した髪型」は、特殊なセットをしないと再現できません。

この記事では、ハサミの持ち方もわからない初心者の方に向けて、「失敗しないカットの基本」と「2次元ヘアを作るセット術」を徹底解説します。
美容師免許がなくても大丈夫。いくつかのルールとコツさえ覚えれば、あなたのウィッグは見違えるほど自然で、かっこよくなりますよ!
目次
1. 必要な道具リスト(スキバサミ、ハードスプレー、ヘッドマネキン)

まずは形から入りましょう。弘法筆を選ばずと言いますが、ウィッグセットにおいては「道具選び」が仕上がりの8割を決めます。
1-1. 必須アイテム(三種の神器)
これがないと始まりません。100円ショップで揃うものもありますが、ハサミだけは少し良いものを買うことを強くおすすめします。
- スキバサミ(セニングシザー):
普通のハサミ(カットシザー)だけで切るとパッツンになります。毛量を減らし、毛先を自然になじませるために必須です。ドラッグストアで1,000円〜2,000円程度のものが切れ味も良くおすすめです。 - スーパーハードスプレー:
一般的な整髪料ではウィッグの繊維を固めきれません。「VO5 エクストラハード」や、コスプレ専用の「カチカチくん(アシストウィッグ製)」など、ガチガチに固まるものを用意しましょう。 - ウィッグスタンド(またはヘッドマネキン):
平らな場所に置いてセットするのは不可能です。発泡スチロール製のヘッドマネキン(通称:生首)があると、立体的にセットでき、マチ針でウィッグを固定できるので作業効率が劇的に上がります。
1-2. あると便利なサブアイテム
- ドライヤー:
ウィッグの形状記憶(熱加工)に使います。 - ヘアアイロン(コテ):
ストレートにしたり、カールを巻いたりします。180度くらいまで上がるものが理想です。 - ダッカール(ヘアクリップ):
邪魔な髪を留めておくのに使います。 - コーム(櫛):
逆毛を立てる際に使います。
2. 失敗しないカット法!ハサミは「縦」に入れるのが鉄則

道具が揃ったらカットです。ここで最大のルールをお伝えします。
「ハサミは決して横に入れてはいけない」
紙を切るように横にジョキっといくと、修復不可能なパッツン前髪が爆誕します。
2-1. ブロッキングで事故を防ぐ
いきなり切り始めず、ダッカールを使って髪を「前髪」「サイド(横髪)」「後ろ髪」などに分けます。
さらに、前髪も「表面」と「内側」の2層に分け、内側から少しずつ切っていくと、切りすぎを防げます。
2-2. ハサミを「縦」に入れるとは?
毛束を指で挟み、毛先に対してハサミの刃を「垂直(縦)」に向け、少しずつチョンチョンと刃先で突くように切ります。
- 効果:
毛先が不揃いになり、ギザギザとした自然な質感になります。 - スキバサミの使い方:
スキバサミも同様です。根元からバッサリいかず、毛先数センチのところを何度か開閉して毛量を減らしていきます。
2-3. 「被って切る」のが一番確実
マネキンだけで切っていると、自分の顔のサイズと合わず「前髪が短すぎた!」という悲劇が起きます。
ある程度マネキンで切ったら、実際に自分でウィッグを被り、鏡を見ながら微調整しましょう。ハサミが顔に当たらないよう十分注意してくださいね。
3. ドライヤーとスプレーで固める!「アホ毛」と「立ち上げ」の作り方

アニメキャラの象徴である、ピンと立った「アホ毛」や、重力に逆らうツンツンヘア。
これはワックスだけでは作れません。「熱」と「冷却」の性質を利用します。
3-1. ウィッグセットの基本原理
コスプレ用ウィッグ(耐熱繊維)は、以下の性質を持っています。
🔥 熱を加えると柔らかくなる
❄️ 冷めるとその形で固まる
つまり、「ドライヤーで温めて形を作り、その状態で冷ます」ことで形状記憶させるのです。
3-2. 綺麗なアホ毛の作り方ステップ
- 毛束を取る:
アホ毛にしたい部分の毛を少量つまみます。 - 根元に逆毛を立てる:
コームを使って、根元部分に少しだけ逆毛(毛先から根元に向かって梳かす)を立て、土台を作ります。 - ハードスプレーを振る:
根元を中心にスプレーをかけます。 - 温める&形を作る:
指で毛束をつまんで理想のカーブを作りながら、ドライヤーの温風を当てます。 - 冷ます(重要!):
温風を止めた後、指を離さずに息を吹きかけたりして完全に冷めるまで待ちます。 冷めた瞬間にカチッと固まります。 - 毛先を整える:
最後に毛先だけスプレーで固めれば完成です。
| テクニック名 | 用途 | ポイント |
|---|---|---|
| 逆毛(さかげ) | ボリューム出し、立ち上げ | 根元にふかしを入れることで、ヘタらずに立ち上がる。 |
| ねじりセット | 細かい毛束感 | ワックスをつけた指で毛束をねじり、束感を作る。 |
| ヘアアイロン巻き | 縦ロール、ウェーブ | 巻いた後、すぐに崩さず手のひらで丸めたまま冷ます。 |
4. 柔軟剤でテカリを消す?質感をリアルにする裏技

安いウィッグにありがちなのが「ビニールみたいな不自然なテカリ」です。
写真に撮ると白く光ってしまい、いかにも「カツラ」に見えてしまいます。これを解消する裏技を紹介します。
4-1. 柔軟剤漬け込み作戦
衣類用の柔軟剤には、繊維をコーティングし、テカリを抑えてサラサラにする効果があります。
【手順】
- 洗面器にぬるま湯を張り、柔軟剤を少し濃いめ(通常使用量の2倍程度)に溶かします。
- ウィッグ全体を浸し、30分〜1時間ほど放置します。
- 軽く水ですすぎ(すすぎすぎないのがコツ)、タオルドライして自然乾燥させます。
これだけで、独特の化学繊維臭も消え、良い香りでマットな質感になります。
4-2. 制汗スプレー(パウダー入り)を使う
もっと手軽にテカリを消したい場合は、パウダー入りの制汗スプレー(Ag+など)や、フェイスパウダーをウィッグに振りかけます。
パウダーが繊維の表面に付着し、光の反射を抑えてくれます。ただし、かけすぎると白くなるので注意してください。
5. イベント後のウィッグケアと絡まない保管方法

イベントで一日被ったウィッグは、汗やスプレーで汚れ、絡まっています。
そのまま袋に詰め込むと、次回使う時に「ゴミ」になってしまいます。正しいケアで寿命を延ばしましょう。
5-1. 帰宅後のルーティン:洗う・とかす
- ブラッシング:
まずは毛先から少しずつブラッシングして絡みを取ります。無理に引っ張ると毛が抜けます。 - シャンプー:
スプレーでガチガチの場合は、シャンプー(市販の人間用でOK)で優しく押し洗いします。お湯を使うとセットが取れやすいので、形を維持したい場合は水洗いが無難です。 - リンス&シリコンスプレー:
リンスをするか、乾燥後にウィッグ用シリコンスプレー(オイルスプレー)をかけると、指通りが復活します。
5-2. 絡ませない保管テクニック
ロングウィッグの場合、普通にしまうと次回出す時に絶望的に絡まります。
おすすめは「三つ編み保管」です。
- 毛先まで緩く三つ編みをしてから袋に入れます。これだけで絡みを劇的に防げます。
- セットが崩れやすいウィッグは、袋ではなく箱に入れたり、ヘッドマネキンに被せたまま保管したりするのがベストです。
まとめ
今回は、脱・初心者を目指すための「ウィッグカット&セット」の技術を紹介しました。
記事の要点まとめ
- 道具選びは重要。スキバサミとヘッドマネキンは必須級。
- カットの基本は「縦ハサミ」。少しずつ切るのが失敗しないコツ。
- アホ毛や立ち上げは「温めて形作り、冷まして固める」原理で作る。
- テカリが気になるなら「柔軟剤漬け込み」でマットな質感へ。
- 使用後はシリコンスプレーと三つ編み保管で長持ちさせる。
最初は失敗してウィッグをダメにしてしまうこともあるかもしれません(私も何個も切り刻みました…)。
ですが、安価なウィッグで練習を重ねれば、必ず自分の思い通りの髪型が作れるようになります。美容師気分で楽しんで挑戦してみてください!
次回は、いよいよ「造形」の世界へ足を踏み入れます。
「売っていない武器はどうする?」そんな疑問に答える、初心者でもできるEVAフォームを使った武器制作の基礎をお届けします。
シリーズナビゲーション
- 今の立ち位置: 全11回中、今回は【第5回】です。
- 次回予告: EVAフォームで作る!武器・防具制作の第一歩(素材と道具)について解説します。
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探偵はいつも迷子ですw