難解な教科書や論文を3行で要約!読む時間を1/10にするAI爆速リーディング術

「来週までにこの新書(200ページ)を読んで感想文を書いてくること」
「レポートのために、英語の論文(PDF)を5本読み込まないといけない……」

大学の課題で最も過酷なのは、書くことよりも「読むこと(インプット)」の圧倒的な量ではないでしょうか?
専門用語だらけの難解な文章を、一文字ずつ目で追っていると、数ページで強烈な眠気に襲われます。

AIレポート攻略術
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しかし、現代には「AI」という最強の速読パートナーがいます。
AIを使えば、数百ページの資料を数秒で読み込み、「要するに何が言いたいの?」という核心だけを3行で抽出することができます。

第5回となる今回は、あなたの読書時間を1/10に圧縮する「AI爆速リーディング術」と、コピペで使える「要約プロンプト」を紹介します。全部読むのは、AIに要約させてからでも遅くありません。

全部読まなくていい。AIを使った「構造的速読」のススメ

真面目な学生ほど、教科書を1ページ目から順番に読もうとします。しかし、レポートを書くために必要な情報は、本全体のわずか数%しかありません。

AIに「味見」をさせる

いきなり精読するのではなく、まずAIに全体を読ませて「あらすじ」や「章ごとの要点」を出力させます。これを読むことで、「この本のどこに自分の欲しい情報があるか」が瞬時に分かります。

これは手抜きではなく、研究者が膨大な先行研究を処理する際に行う「スキミング(拾い読み)」を、AIで超高速化する賢いテクニックです。

【コピペOK】あらゆる文章を3点でまとめる「要約プロンプト」

Web上の記事や、テキストデータがある場合、ChatGPTに以下のプロンプトを投げかけるだけで、驚くほど分かりやすく要約してくれます。

基本の3点要約プロンプト

以下のコードブロック内のテキストをコピーして、ChatGPTに貼り付けてください。

Markdown
あなたは優秀な編集者であり、要約のプロフェッショナルです。
以下の文章を読み込み、内容を理解した上で、次のフォーマットに従って要約してください。

【対象の文章】
[ここに要約したい文章を貼り付け、またはURLを入力]

【出力フォーマット】
1. **一言で言うと**:この記事の核心を30文字以内で。
2. **3つの重要ポイント**
   - ポイント1(具体的な事実や数字を含める)
   - ポイント2
   - ポイント3
3. **著者の主張**:筆者が最も伝えたい結論は何か。

【条件】
・専門用語は噛み砕いて、大学生でも直感的に分かる言葉にする。
・「〜とのこと」のような伝聞形式ではなく、断定形で書く。

このプロンプトを使えば、ダラダラと長い文章も、スッキリとした箇条書きに変換されます。「一言で言うと」の部分を見るだけで、その資料が自分にとって役に立つかどうかが判断できます。

PDFも英語論文も怖くない!「ChatPDF」と「GPT-4」活用術

「テキストをコピペできないPDFファイル」や「英語の論文」はどうすればいいでしょうか? ここで役立つのが、ファイルを直接読み込めるツールです。

1. ChatGPT Plus(有料版)を使う場合

GPT-4oモデルでは、チャット欄にあるクリップマーク(📎)からPDFファイルをアップロードできます。
「このPDFを読んで、内容を要約して」と頼めば、英語の論文でも日本語で解説してくれます。

2. 無料で使える「ChatPDF」

ChatGPTに課金していない人におすすめなのが、ChatPDFという特化型サービスです。

  • 使い方: サイトにアクセスし、PDFをドラッグ&ドロップするだけ。
  • 特徴: PDFの内容に基づいたチャットができます。「この実験の結果はどうなった?」と質問すると、該当ページを探して答えてくれます。

小学生レベルまで噛み砕くプロンプト

難しすぎて理解不能な論文に出会ったら、プライドを捨ててこう頼みましょう。

Markdown
このPDFの内容は非常に専門的で難解です。
予備知識のない小学6年生に向けて説明するように、専門用語を一切使わずに、たとえ話を用いて内容を解説してください。

「量子力学」の話も、「ボール遊び」に例えて説明してくれるかもしれません。概念さえ理解できれば、レポートは書けます。

読み込んだ知識を「自分の言葉」にするための対話法

要約を読んだだけでは、レポートを書くときに「受け売り」になってしまいます。自分の言葉にするためには、AIと「対話(ディスカッション)」をしましょう。

AIに反論してもらう

本の内容を理解したら、次のように問いかけます。

Markdown
この著者の主張([主張内容])に対して、考えられる「反論」や「批判的な意見」を2つ挙げてください。また、それに対する私の反論を考えたいので、ヒントをください。

このやり取りを行うことで、単なる「要約」ではなく、「批判的検討(クリティカル・シンキング)」が含まれた、評価の高いレポートが書けるようになります。

まとめ:速読とは「読まない部分」を決めること

今回のポイントをおさらいします。

  • 全部読もうとせず、まずはAIに「要約」させて全体像を把握する。
  • 3点要約プロンプトを使えば、長い文章も一瞬で理解できる。
  • PDFや英語論文は、ChatPDFなどのツールに丸投げして日本語で解説してもらう。
  • 「小学生に説明して」という指示で、難解な概念を突破する。

読む時間を短縮できた分、レポートの推敲や、自分の意見を深める時間に使いましょう。
次回は、いよいよレポート提出直前の最終工程。誤字脱字をゼロにし、あなたの文章をプロ並みに磨き上げる「AI校正・リライト術」を紹介します。


シリーズナビゲーション

  • 今の立ち位置: 全9回中、今回は【第5回】です。
  • 次回予告: 提出直前の救世主。誤字脱字チェックと「賢そうな文章」へのリライト術

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