第3回:スマホでできる!ボカロ曲の仕上げ ― ミキシング・マスタリング基礎完全ガイド【初心者向け】[AI]

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このブログは「スマホで始めるボカロP入門シリーズ」です
第1回:準備編はこちら
第2回:作曲・編曲編はこちら
第3回:ミキシング編はこちら
第4回:動画制作・投稿編はこちら
第5回:ファン獲得と収益化編はこちら

はじめに

第1回では「準備編」、第2回では「作曲・編曲・ボカロ調声の導入」を解説しました。
いよいよ今回は、曲を「聴ける作品」に仕上げる最終段階、ミキシングとマスタリング についてです。

初心者が一番つまずきやすいのがこの「仕上げ工程」ですが、逆に言えばここを学べば あなたのボカロ曲は一気にレベルアップ します。

この記事では:

  • ミキシング・マスタリングの基本的な考え方
  • GarageBandなどスマホDAWでの実践方法
  • EQ・コンプレッサー・リバーブなど基礎エフェクトの丁寧な解説
  • 初心者が陥りやすい失敗例と回避策
  • 専用アプリの紹介と学習リソース

を網羅して解説します。


1. ミキシングとは? ―「音の料理人」になるイメージ

ミキシングの役割

ミキシングとは、複数のトラックを組み合わせて 「聞きやすい曲」にまとめる作業 です。

  • 音量のバランスを整える
  • ステレオ定位(左右の配置)を決める
  • EQで不要な音域を削る
  • コンプレッサーで音のダイナミクスをコントロール
  • リバーブやディレイで空間を演出

👉 例えるなら「料理」。

  • 素材(メロディ、伴奏、ドラム、ボーカロイドの声)
  • 味付け(EQ・コンプ・リバーブなどの処理)
  • 盛り付け(全体の配置や広がり)

を行い、リスナーに届ける「完成した料理」に仕上げる工程です。


2. マスタリングとは? ―「最後の盛り付け」

ミキシングがトラックごとの調整なのに対し、マスタリングは完成した曲全体を最適化する作業 です。

  • 曲全体の音量を業界基準に合わせる
  • 他の楽曲と比べて小さすぎたり大きすぎたりしないよう調整
  • 音質を整えて「どんな環境でも聞きやすく」する

👉 料理で例えると「盛り付け&最終チェック」。
家庭料理がレストランの一皿になるように、作品として完成させる工程です。


3. ミキシングの基本手順【GarageBandで解説】

Step 1:音量バランス(フェーダー調整)

  • ドラムとベースを基準に音量を決めると安定します。
  • ボーカル(ボカロの声)は埋もれやすいので、伴奏より少し前に出す意識で調整。
  • 音が大きすぎるより、小さめにしてヘッドホンで聴きやすい方が良い。

👉 初心者の失敗例:「全部の音を大きくして割れる」
→ 解決策:基準トラックを決め、他はそれに合わせて下げる。


Step 2:パン(定位)の調整

  • ギターやシンセを左右に振ることで、曲に広がりが出ます。
  • ボーカル、ベース、バスドラムは中央に配置するのが基本。
  • ピアノは左右に軽く広げると自然。

👉 初心者の失敗例:「全部を中央に置く」
→ 解決策:左右に配置して空間を活かす。


Step 3:EQ(イコライザー)基礎解説

EQは「音域ごとに音量を調整する」ツール。

音域のイメージ

  • 低音域(20Hz〜200Hz):重低音、ベース、バスドラム
  • 中音域(200Hz〜2kHz):歌声の厚み、ギター、ピアノ
  • 高音域(2kHz〜16kHz):ボーカルの明瞭さ、シンバル、空気感

楽器別のEQの目安

  • ボーカル:200Hz以下をカット → こもり防止、3〜5kHzを少し上げて明瞭に
  • ベース:50〜100Hzを持ち上げて低音を支える
  • ギター/シンセ:低音をカットしてベースとぶつからないように
  • ドラム:スネアは2kHz付近を強調するとパワフルに

👉 GarageBand操作手順

  1. トラックを選択
  2. 「プラグインとEQ」を開く
  3. 「Visual EQ」で波形をドラッグして調整

Step 4:コンプレッサー(コンプ)基礎解説

コンプは「音量の大小を均す」効果があります。

ボーカルでの使い方

  • 小さい声を持ち上げ、大きい声を抑える → 聴きやすくなる
  • 初心者向け設定(目安)
    • Threshold:-15dB
    • Ratio:3:1
    • Attack:速め
    • Release:中程度

ドラムでの使い方

  • バスドラムのアタックを強調すると迫力が出る

👉 初心者の失敗例:「かけすぎて音が潰れる」
→ 解決策:「少しだけ効いている」程度でOK。


Step 5:リバーブ(残響)基礎解説

リバーブは「部屋の響き」をシミュレーションするエフェクト。

  • ボーカルに少しかけると自然に馴染む
  • ピアノやシンセにも薄めにかけると広がりが出る
  • ドラム全体にルームリバーブをかけるとライブ感が増す

👉 初心者の失敗例:「かけすぎてお風呂場になる」
→ 解決策:聴こえるか聴こえないかの範囲で。


Step 6:ディレイ(反響)の基礎

リバーブに似ていますが「やまびこ効果」。

  • ボーカルに薄くかけると奥行きが出る
  • シンセやギターにリズムディレイを使うと広がり感アップ

👉 GarageBandでは「Delay」を選択して調整可能。


4. マスタリングの流れ【GarageBandでできること】

  1. 曲全体の音量を調整
    • マスターフェーダーを基準に調整
    • 0dBを超えると音割れするので注意
  2. リミッターで音圧を上げる
    • GarageBandのマスターエフェクトに搭載
    • Output Gainを少しずつ上げて、音割れしない範囲で調整
  3. 複数環境で確認
    • ヘッドホン
    • スマホスピーカー
    • 車のオーディオ
      → どこでも違和感がなければ完成

5. 初心者がやりがちな失敗と改善法

失敗例改善策
全部の音を大きくする基準トラックを決め、他は下げる
EQを上げすぎて耳が痛い基本は「カット」。ブーストは少しだけ
リバーブのかけすぎ薄めに、空気感を出す程度
コンプレッサーで潰れるRatioを下げる、Thresholdを緩める
スマホでしか確認しない複数環境で試聴する

6. スマホで使えるおすすめ専用アプリ

GarageBand(iOS・無料)

  • 初心者必須アプリ
  • EQ・コンプ・リバーブ・ディレイ搭載
  • 無料でここまでできるのは破格

Cubasis 3(iOS/Android・有料)

  • Steinberg製の本格DAW
  • プロ並みのエフェクトをスマホで使用可能
  • 公式サイト

n-Track Studio(iOS/Android・有料)

Audio Evolution Mobile Studio(iOS/Android・有料)

  • Android勢には特におすすめ
  • 外部プラグイン対応で拡張性あり
  • 公式サイト

7. 学習リソース(さらに学びたい人へ)


まとめ

  • ミキシングは 「音量」「定位」「EQ」「コンプ」「リバーブ」 が基本
  • マスタリングは 「曲全体の音量と音圧を整える」 作業
  • GarageBandだけで十分学べる
  • 本格的にやりたいならCubasisなど有料アプリが選択肢
  • 失敗例を意識して改善すると一気にクオリティが上がる

👉 次回(第4回)は、「ボカロ曲を世界に届ける!動画制作と配信方法」 を解説します。
YouTube・ニコニコ動画での公開、TuneCoreなどを使った収益配信、SEOに強いタイトルの付け方まで徹底的に紹介します。


※本ブログはこの一文以外は、AIによる記載です。内容にウソが含まれている可能性がありますので、ご注意ください。

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