第7回:Studio Oneのオーディオ設定とデバイス管理[AI]
中級編第7回では、Studio One 7を使ったDTM制作において必須となる「オーディオ設定」と「デバイス管理」の詳細な方法を解説します。正しい設定を行うことで録音や再生の遅延を最小限に抑え、快適かつ安定した制作環境を構築できます。
![第7回:Studio Oneのオーディオ設定とデバイス管理[AI] 1 ボーカロイド ボカロ](https://zesys.net/blog/wp-content/uploads/2025/09/ChatGPT-Image-2025年10月28日-20_13_58-300x200.png)
1. オーディオデバイスの種類と役割
Studio Oneで使用するオーディオデバイスには主に以下の種類があります。
- オーディオインターフェース:マイクや楽器をPCに接続し、録音・再生を行う機器。音質や遅延性能が大きく制作に影響します。
- PC内蔵サウンドカード:簡易的に音声入出力可能ですが、遅延が大きく本格的な録音には不向きです。
- MIDIデバイス:MIDIキーボードやコントローラーを接続し、MIDIトラックで演奏入力するための機器。
この回では、特にオーディオインターフェースを中心に、Studio Oneとの接続・設定方法を詳しく解説します。
2. Studio Oneのオーディオ設定手順
まずはStudio One 7でオーディオデバイスを認識させる手順です。
- Studio Oneを起動します。
- 「Studio One」メニュー(Windowsの場合は「オプション」) → 「環境設定(Preferences)」を開きます。
- 「オーディオ設定(Audio Setup)」を選択します。
- 「オーディオデバイス」欄で使用するオーディオインターフェースを選択します。
- サンプリングレート(例:44.1kHzや48kHz)とバッファサイズ(例:128〜512サンプル)を設定します。
- 必要に応じて入力・出力チャンネルを割り当てます。
これでStudio Oneがオーディオデバイスを認識し、録音・再生に使用できる状態になります。
3. サンプリングレートとバッファサイズの詳細
録音や再生時の遅延(レイテンシ)に影響する重要な設定です。
3-1. サンプリングレート
- 44.1kHz:CD品質、汎用的で軽量
- 48kHz:動画や映像制作向けに標準的
- 96kHz以上:高音質ですがCPU負荷が高くなる
3-2. バッファサイズ
- 小さい値(128〜256サンプル):録音時の遅延が少ないがCPU負荷が高い
- 大きい値(512〜1024サンプル):再生は安定するが録音時に遅延が増える
- 録音中は小さめ、ミックス時は大きめに設定するのが基本です
4. MIDIデバイスの設定と管理
MIDIデバイスをStudio Oneに登録すると、演奏入力やコントロール操作が可能になります。
- 「環境設定(Preferences)」 → 「外部デバイス(External Devices)」を開きます。
- 「追加」ボタンで使用するMIDIキーボードやコントローラーを登録します。
- 入力デバイス、出力デバイス、制御用ポートを指定します。
- トラック作成時に登録したMIDIデバイスを選択し、演奏入力を開始します。
5. 複数オーディオ・MIDIデバイスの同時管理
Studio Oneでは複数のオーディオインターフェースやMIDIデバイスを同時に扱えます。
- 複数のオーディオデバイスは「Aggregate Device」(Mac)やASIOマルチクライアント(Windows)でまとめる
- 各デバイスごとに入力チャンネル・出力チャンネルを割り当て可能
- 録音や再生時にどのデバイスを使用するか個別に選択できるため、柔軟な制作環境を構築可能
6. 入力・出力の確認とトラブルシューティング
設定後は必ず正しく動作するか確認します。
- マイクや楽器を接続して、オーディオトラックに入力信号が表示されるか確認
- スピーカーやヘッドホンで再生音をチェック
- 録音・再生時にノイズや遅延が大きい場合はバッファサイズやケーブル接続を見直す
- MIDIが反応しない場合は、デバイスのポートやドライバを再確認
7. プロジェクトテンプレートで設定を保存
毎回設定をやり直す手間を減らすため、プロジェクトテンプレートに保存することをおすすめします。
- 「ファイル」→「新規プロジェクト」→「テンプレートとして保存」
- オーディオデバイスやサンプリングレート、MIDIデバイス設定を保存可能
- 次回から同じ環境で制作を開始できるため効率的
8. まとめ
第7回では、Studio Oneのオーディオ設定とMIDIデバイス管理の方法を詳しく解説しました。正しく設定することで、録音・再生の遅延を最小限に抑え、快適で安定した制作環境を構築できます。次回は「制作を快適にするDTM周辺機材とケーブル接続の基本」を解説します。
🎵 ボーカロイドシリーズ 一覧[AI]ボーカロイド初心者から中級者まで対応!PC・DTM・Synthesizer VやStudio Oneの操作、作曲・ミキシング・配信まで解説。 🔰 ボーカロイド初心者編(全5回) 第1回:ボーカロイドとは?仕…
zesys.net
続きを読む
※本ブログはこの一文以外は、AIによる記載です。内容にウソが含まれている可能性がありますので、ご注意ください。写真もAIで作成しています。
広告